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横浜青葉店
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今のあなたを探す。

投稿日:2019/1/10

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Photo by Kaori Kobayashi
Cordi by Reiri Kuroki
In YokohamaAoba

 

忘れ去られてしまう運命にある何でもない日常の中に、
二度とみることのできない瞬間的な貴方の姿があります。

それを写真で、残すことが出来ます。

元気な姿、やんちゃな姿、頑固な姿、恥ずかしがり屋な姿、ママやパパが大好きな姿。

まだまだ小さな「今の」あなたの姿は、
シャッターを切れば写すことは出来るけれど。

どの瞬間を切り取り残すかは、シャッターを切るカメラマンに委ねられています。

笑顔も、泣き顔も、真剣な顔も、怒った顔も、誰かに向けられた嬉しそうな顔も。

忘れ去られてしまう大切な日常。

おぼろげになってしまう記憶を鮮明に残すことが出来るのなら。

その一瞬を残すために、
あなたの「今」を「探して」「投げ掛けて」「見つけて」
撮影をしていくのです。

 

《出会い》

彼女は赤ちゃんの頃からライフスタジオに遊びに来てくれています。
私は今回初めまして。

彼女の記録を辿ると、小さなころからとても賢くて元気いっぱいだった様子がうかがえました。
ワクワクしながら彼女に会うと、前回の写真よりも大きくなった姿と変わらない天真爛漫な笑顔がそこに。
衣装も全部自分で決めたという女子力も高く意思もはっきりとしている彼女。

周りは常に彼女に引っ張られて笑顔になり、笑いが起きます。

きっと、日常の中でも彼女はムードメーカー的な存在で、
賢いので同じ年ごろの子の中でもリーダー的な存在なのかな?と思いました。

日常の彼女を私は知らないので、予想ですが。

 

《撮影をはじめて、すぐ》

今回は七五三。

元気いっぱいな彼女はステップを刻みながら楽しそう。
しかし最初は着物の撮影なのである程度の形はしっかり保つために、
足をしっかり閉じてもらったり、ポーズを決めたりしながら進めてきます。

遊びの中で大きく口を開けて楽しそうな笑顔も収めつつ、
少しだけポーズをお願いすると、話をよく聞いて、それを頑張ってやってくれる姿も、
少しだけ戸惑いもありつつも、言われた通りに頑張るその表情も、姿も。

きっと3歳になってコミュニケーションを取ることができるようになった中で撮影をする、
その瞬間の緊張感や頑張りであり、
成長の証の一つだと思いました。

お澄ましも撮りつつ、勿論彼女のトレードマークのような豪快な笑顔も撮っていきます。

《少しだけ、お姉さんになったよ》

という姿は撮れました。

次は、彼女が選んだお洋服で、いっぱい動きながら、
開放的に撮っていこうと、思いました。

 

《行動の予測》

着物を脱いだ元気な女の子。勿論二階に上がったのなら楽しくって仕方がない!!

着物で頑張った分、ここで元気を余すことなく放出して走り回り、
自分の遊びたいように好きにさせてくれ~!!となる子は多いです。もちろんです。

でも彼女は私たちの言葉もよく聞いてくれる子でしたので、
私たちが撮影するための条件の中で、最大限自由に「動いてもらう」ことを意識しました。

ただ自由に動く彼女を追いかけるのではなく、こちらとコミュニケーションを取りながら遊んでくれる彼女ですから、
撮影する私たちがその「遊ぶ場所」と「方法」を、予測しながら立てていくことが重要です。

楽しくなって、動きが出て、さらにはそれを捉えていけるように。

最初は座ってもらい、そこからいろいろ物を使って遊びながら進めていきます。

もうごっこ遊びなんかもできるようになりましたので、そういった遊びでも彼女は楽しそうにコチラの提案にのってくれます。

遊ぶ中で、何か楽しいことが起ることを「待つ」瞬間よりも
「自分から動きに行く」瞬間に、彼女の「楽しい」瞬間が隠れていました。

彼女がその楽しい!を自ら取りに行く瞬間を撮りたいと思いました。

3着目で少しずつ疲れも出てくる最後。

ある程度空間をセットし、最初のようにスタート地点から彼女の動きを見ていきます。

ここまでコミュニケーションのやり取りの中で遊んできたので、
もっとアクティブに、疲れも吹き飛ぶような遊びはないかを考えていると、
コーディネーターのれいりさんがシャボン玉を持ってきてくれます。

大きく吹いてみたり、割ったり、沢山吹いてみたり。

全部に楽しそうに反応する彼女ですが、沢山吹くと自分からその中に入ってきます。

無我夢中で、持っているおもちゃも身に着けているものも、何がどうなってもお構いなしに飛び込んでいきます。

「待つ」よりも「自分から飛び込む」彼女の楽しむスタイルです。

何度かその動きを見て彼女の動きと表情が写せる角度と場所を設定し、その瞬間を待ってシャッターを切ります。

スタートは「シャボン玉を待つ」姿。

中間は「自らシャボン玉の中に飛び込む」姿。

最後は「そのまま走り抜けていなくなる」。笑

とびきりの笑顔は動きの「中間」に潜んでいます。

特別なことは何もしていません。
いつどのタイミングで、「今」のあなたらしさが出てくるのかを予測してシャッターを切る。
切るための準備をする。

ただ、それだけです。

 

《今らしさ、は私の規定》

彼女と出会ったのは初めてです。
なので彼女が普段どんなふうに過ごしているのか、
本当はどんな性格なのか、パパママから見た「らしさ」とは違うかもしれません。
 

だけど、今まで撮影してきた担当者の視点と、
出会った「今」の彼女の行動やコミュニケーションのひとつひとつを拾いながら、
「3歳」になったことで成長を感じる部分から、
私が見ている中での「らしい笑顔」はいったいどんなときに出てくるのかを考えて。
「ここか?この瞬間か?」と探して、見つけて、残していくことは、
本来の彼女らしさの正解ではなくとも、私が出来る重要な任務であると思います。

相手によっては、私たちが何かをしていることを楽しそうに見てくれる子もいれば、
自分から動くことが楽しいこもいれば、注目されていないところで笑顔を見せる子もいれば、いろんな子がいます。

どの瞬間なのか?を拾い集めていくこと。
それを撮影で投げ掛けながら、探しながら。
75カットに収めていくことは、少しずつその子に近づいていくことでもあるので、
短い時間ではありますが、大切な時間だと考えます。

 

 

楽しい時間はあっという間で。

今の彼女の成長は、また時間が過ぎれば新たな成長を感じるようになり、
それが当たり前になっていきます。

それでも、いつかふと写真を見返して、
彼女のその時の「今」を感じて思い出してもらえたなら、
そして彼女自身も楽しそうな自分の瞬間を見て、
何か、幸せな時間がそこにあったのだと感じてもらえたら、ただただ、嬉しいなと感じます。

 

記憶は薄れていきます。
だけど、確かにあったその時間やその姿を、成長を、

丁寧に、丁寧に。
 

これからも、探すこと、引き出すことを楽しみ、残す瞬間を楽しみ、
大切な時間を切り取っていきたいと思います。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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