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つくば店
めいっぱい
投稿日:2024/2/20     更新日:2024/2/20
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赤ちゃんの撮影の時は、月齢が低いほど周りの準備をよくしなければいけない。
理由としては
①仰向けの撮影が多くなる
②指示を出して動くなどができない
③画角や視点があまり変化を出せない
など。
1歳以上になると自ら動き、興味の向く方へ、考えるより先にただひたすら進んでいく。
その純粋な瞬間が可愛く、想定外の動きをしてくれたりするので逆にセッティングしなくてもより味のある写真が生まれたりするのだ。
今回出会った1歳誕生日を迎えたBoyは誰にでも愛嬌よく、なんでも興味津々で、
「取り敢えずなんでも味見系男子」だった。(笑)
撮影後半は動きたすぎて家族撮影ではママの抱っこから溶けて抜け出そうと必死だったが、
ありがたいことに序盤の撮影では目の前の様々なおもちゃに気を取られ、よくその場にいてくれた。
ニコニコなんでも笑ってくれて、笑顔が可愛くて、無意識に画角はギュッとミドルかアップに絞られる。
しかしそればかりではいけない。
ほかのフォトジェニックで載せた写真の中で85カットは、カメラマンの技術を駆使して表現するだの、
今のありのままの姿を映すなど謳っていたが、今回の写真は【周りを準備しなければいけない】大切さを伝えたかった。
「赤ちゃんのご機嫌にも鮮度がある」
赤ちゃんの撮影でカメラマンとして入る時、
非常耳に穴が開くくらいよ〜く言われた言葉。
初めて聞いた時、「(人間に対して鮮度て。)」と心の中でツッコんだ。それくらい「鮮度」というワードにインパクトがあった。
グズるトリガーが赤ちゃんは分からないので、そうならないよういい間隔でインテリアに小物を配置する。
そうすることで、どんな画角で切り取ってもスムーズな撮影ができるのだ。
カメラマンもアシスタントも何不自由なく撮影に集中できる。
ギュッと寄りたい気持ちも大切に、こんなに可愛い赤ちゃんとインテリアがいるんだもの。あるんだもの。
シャッターを切る前にもっとめいっぱい引いてみるともっと写真に変化を出していけるだろう。
頭の中で画角を決めながら、わたしはめいっぱい後ろに下がりシャッターを切った。味見系男子はそんなことを他所に、
しっかりカメラ目線で風船のおへそを食べようとしていた。
Photo : Uma coordinate : King Write : Uma
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