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新百合ヶ丘店
アクロポリス-理不尽な世界-動物農場
投稿日:2012/2/12
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動物農場-ジョージ・オーウェル
幼い時、本箱中にあったこの本をつかんだことがある。
幼い男の子には‘動物’という単語だけで魅力を感じた。
しかしこの本は幼い私に良い思い出を与えなかった。
この小説は人間に搾取された動物たちが人間を農場で私の故動物たちの世の中を作るが新しい階級と搾取ができて動物たち間にも権力争いが発生するなど不平等は依然として消えないという内容の小説だ。
幼い年齢には理解できない何か紛らわしい世の中….美しい童話の話ではなかったためであった。
知らされた通りこの本はロシア革命とスターリンの背信に土台を置いた政治童話だ。
いや童話というよりは風刺小説というものがさらに適切だ。
旧ソ連の2月革命でテヘラン会談に達するまでの歴史を再現しながらスターリンの独裁を痛烈に批判する。
ジョンソン農場の動物たちは人間の収奪をこらえることができなくて革命を起こして人間の搾取がない理想社会を建設する。
小説で反乱が起きていくらの間動物たちは階級差別がない幸せな生活を享受することができた。
ここまでは共産主義(小説では動物主義)の以上が実現されていくもよう見える。
だが、まもなく豚の間に権力争いが起きてナポレオンが政権を取ることになって彼の統治によって農場には支配階級と被支配階級が生じる。
結局、豚の独裁体制が強化されながら革命以前よりさらに深刻な全体主義的恐怖社会に変わる。
理想社会の全体主義化は権力を掌握した豚階級の堕落のためだ。
動物農場の豚は初めから不平等特権勢力で出てきたものではなく権力を掌握していく過程で全体主義的特権階級に変貌する。
共産主義者であったオーウェルはこの小説を通じて革命が成功を収めた後にはどのように変質するのか、権力者らと政治家らがどんな方法で国民をだまして抑圧するかを詳しく見せている。
支配階級である豚が人間のすべての悪習をまねることで話は終わる。
参考-この小説で革命を予言する賢いメジャーインスピレーションは‘マルクス’を意味して独裁が豚ナポレオンは‘スターリン’をナポレオンによって追い出された豚‘スノーボール’はスターリンに追放されたトロツキーを遠回しに言ったものである。
1917年起きたロシア10月革命は社会主義を成し遂げようとする人々が人間社会に不平等をなくすための運動であった。
しかしその不平等のための革命はまた他の不平等を産んでしまった。1世紀が過ぎたがジョージ・オーウェルの‘動物農場’は私たちに示唆するところが多い。
私たちの社会は皆が自由で平等な社会か?そして色々な意見が共存して尊重されている社会か?民主主義、自由主義、資本主義だと理想的な社会ではないということは確実だ。
社会主義、共産主義は言うまでもない。
私たちが生きる社会は国家という大きい組織と企業という生計組織、そして家族である親桂組織に分かれる。
結局私たちは組織を抜け出して生きて行くことはできない運命的存在だ
。残念にも私たちは不平等な世の中で生きていきつつあることだ。ライフスタジオは現在の私たちが選択した生計組織だ。
もしライフスタジオが嫌いになってあきらめて他の道を探すのも私たちの選択だ。
しかし現実をそんなに簡単でない。
‘動物農場’で見たように組織だということでの恣意的選択は多くの不利益を甘受しなければならない。
豚のような人間が存在する限り大きい組織だった小さい組織だった不平等は常に存在する。
権力に押さえられて一言も正しく言う事ができなくて周囲の動揺から自身を隠さなければならなくて、時には洗脳にあって正当な判断をできなくなるものなど.ライフスタジオだとそんなことがないだろうか?肥大されていく組織..
もう一回ぐらいは私たちを後戻りをしてみるべきではないだろうか?もちろんすべての人々が同じ考えないだろう。ピカソの図がひとりの顔なのか二人の顔なのか見る人にしたがって変わることのようにね。
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