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新百合ヶ丘店
思いどおりに他人を動かす交渉・説得の技術
投稿日:2011/8/1
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電車の中で会った本-勝つ交渉
言葉の知識がなくては相手を説得できない。
相手を過度に配慮すれば自身の主張を貫徹できない。
相手が強く出てくれば一安心することができない。
そのような小心な人を最高の交渉家として作るというこの本.
あまり関心も無かったが甥の本箱から取り出して昌原へ行く高速鉄道中で2時間にかけて読んでしまった。
‘勝つ交渉’とは…
暮らしというものは交渉の連続なのに…その交渉ごとに勝つならばどれくらい良いだろうか?
そしてさらにこの本は私のように話が得意ではなく相手を説得できない人のための本といったのではないか。
それだけでこの本を読むほどの理由ができたのだ。
この本は他の人々の前に出ることを迷った著者(タニハラマコト)が弁護士生活をしながら体験した経験談とエピソードを通じて体得した交渉の技術と状況対処法を羅列しながら話が苦手だったり心が弱い人でも交渉で十分に得ようと思う利益を取れると説明している。
よくある内容だが交渉が上手な人は弁舌が上手で慌てなくて相手の話に真っ向対立することができる優れた人だと考えるだろうが各自個人の指向に合う方法を著者は心が弱くて内省的な人が交渉にさらに有利なこともあるという。-選択して活用すれば十分に交渉戦略で利益を追求することができるという。
すなわち、真の交渉家は感情に訴える相手方の話に耳を傾け相手の意を推し量ってくれることだ。
それと共にその中で情報を習得することによって本当に相手が願うことが何なのかを客観的で理性的に判断して自身が受容できる範囲内で妥協点を探すのにその目的があると言えよう。
感性的な相手を理性で判断しろとの意味があるからだ。
別の見方をすればこの本は数多くの自己啓発書で話しているのを要約したと感じることもできる。
だが、著者は別名‘良い話’を伸ばしておいてそれを鉄則とは言わなかった。
総7枚で構成されたこの本は初めての1枚で人の性格別に交渉類型タイプを分類して自身の性格に合う対処法で交渉に臨めと提示しながらその方向性に幅を広げている。
あえて人が上手にする交渉類型タイプを守る必要はないということだ。
私らしいことが私に一番似合うこと。
そしてこの本で話す私だけの対処法.
そして何より真心が入れられた一言の話を表現できるならば私も負けない交渉家だと言えるだろう。
電車の中の2時間有意義に過ごせた。
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