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フォトジャーナリズムの神話、ロバート カパ(Robert Capa).[1]
投稿日:2010/2/27
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カパは 1930~50年代 戦線を行き来して神話を書いた従軍カメラマンである。戦争の中で花咲かせたカパはフォトジャーナリストとして疑いなしの高潔さと反論できないほどの勇猛性で戦争の中で消えていった。ロバートカパは41年という短い生涯の中で、5回に渡って戦争写真かとして従軍し取材して世界史に重要な歴史を残した。スペインの内戦中に‘兵士の死’を撮影し、一躍有名な存在になり第2次世界大戦の勃発と共にアメリカ、イギリス、イタリア、フランス、ドイツ等の最前線で時には軍人よりも敵陣に近づき戦争の歴史と傷を鮮明に残した。そしてインドチャイナ戦争で撮影中に地雷を踏み最期を迎えた。彼は戦場の事実的な描写とそれが軍人と市民に及ぼすものすごい衝撃全てを十分に消化した。カパの写真の世界は戦場という極限の状況から生み出される人間性の赤裸々な実状に対する把握だった。
“もしあなたの写真が十分に満足ではなかったら、あなたは十分に近づけないだろう”この言葉はカパイズムの定義である。カパイズムの死を恐れない透徹した記者精神を表す言葉だ。カパの理想は可能な限り近くに接近することである。彼は危険により接近しようとする欲求のから写真が形式主義に陥ることがなかった。また、構成に関しても優れた視覚からフォトジャーナリズムの定型化された形から抜け出すことが出来た。
形式主義と定型化された形の中にいる自分においてとても教科書的な道を切り開いてくれたカパに感謝する。上の写真は私が個人的に好きになったカパの写真で'アメリカ軍とイギリスの戦争孤児たち'という作品だ。この記事をシェアする
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