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新松戸店
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私のはじまり
投稿日:2012/6/22
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この物語は、ある夕暮れに沈む夕日を見た事で始まりました。
海に沈む夕日が時間をかけて夜を連れてくるよりも山々に囲まれた内陸では
沈み始めると急に夜がくるようだと仲間内で話をしていました。
沈む太陽が同時に大きな影を山並みに映しながら山の谷間に眩しいくらいの光を放ちながら沈む様子を何度も見た事がありました。
その夕日を写真に残したいと思った事がその後写真館の世界に深く関わるきかけだったのかどうか、とにかく76年か77年前か、とにかく随分と昔の夕日が今に与えた可能性はあるのかもしれない。写真との初めての出会いは、それよりももっと前にさかのぼり84年前のこと、この國に写真館ができたのが1862年だから、それから38年後の小さな町にできた写真館でのこと。
当時は、まだまだ写真は必需品ではなく特別で新しい文化だったのでしょう。
貧富の差も激しい情勢の中で学校の先生は西洋の文化の影響を強く受けて帽子に背広(スーツ)の出で立ちでした。先生も写真館で撮影する為にもしかしたらお洒落をしたのかもしれません。その脇に丸坊主であんまり奇麗な装いではない少年が登場人物の一人です。
その少年が初めて写真に出会ってから大人になるまでにどう自分の中で『夢』に創り上げたのかは?私には分かりませんが、それは人生をひっくり返すようなほどの夢になっていきます。
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