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新松戸店
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発展するエネルギーと記憶の素晴らしさ

投稿日:2014/4/21

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1995年にはじめて降り立った母国以外のアジアはタイだった。
何とも言えない複雑な匂いに感じた事の無い熱風をを忘れることはできない。
8月が9月の真夏のタイは降り立った瞬間に五感が絶えず感覚的な刺激を与え様々な様子に
反応をかんじさせてくれた。撮影機材のアルミで出来ているジュラルミンの鞄を横置きににしても空港カートに乗せると180cmの私の背よりも高く積上っていた。その様子が滑稽だったのか?もしくは狙われていたのか?空港での周囲の目線は高く積上った鞄に向けられて、はじめての海外一人現地移動を言い渡られた若干20歳の私は緊張していたと思う。
翌日の朝、目的地に行く為にプノンペンに経由して乗り継ぎの為に空港で5時間位を過ごさなくてはならなかった。2日続けて外国に一人でいる自分の中で不安以上にこれからの人生が自分が考える以上に可能性と未知数な出来事が起こる予感にワクワクしていた。
目的地は1995年まだ情勢は安定期前のカンボジア・シュムリアップという場所で世界遺産で有名なアンコールワット遺跡群での撮影プロジェクトが主目的だった。
赤土の道路に長閑な生活が見てとれるて街と人の住む目と鼻の先にアンコールワットを守る様に多い茂、森はまさにジャングルを絵で描いた様にそこにあった。田舎育ちの私は自然には慣れ親しんでいたが熱帯雨林の自然の力はとても新鮮で同じ地球とは思えない程の魅力があった。
礼儀正しいのは国民性なのか宗教的な教えなのか、そこは東京に住む私にとっては昔にタイムスリップしたかの様な錯覚を与えたし流れる音や見える色、聞こえてくる言語の響きはどこか懐かしく都会の慌ただしさを忘れ自分の小さな不安や悩みを忘れることが容易にできる場所だった。すぐに私はあの場所を好きになり仕事を含めるとそれから縁あって8回もその場所を訪れることになった。その後、国の情勢は最終的な段階を迎え平和を漸く取り戻し陸路での出入国も可能になっていきました。それに伴い近隣諸国との国交も盛んになり外貨も投入されインフレも整っていきます。外資系ホテルを始めとする店も増えて行く事で雇用も増えていったと思います。様々な歴史のあるカンボジア、シュムリアップの街はある意味平和で栄えていったのではないでしょうか。若かりし自分にたくさんの発見と学びを与えてくれた場所、そこで経験した事、そこで出会った大切な人は私自身でもあるし人生の中で大切なものになりました。
あの頃の写真をたまに見ると知らない自分がそこにいて、同じ自分だけど「その時代の自分」その時の自分であって今の私とはある意味で別人で客観的に振り返ることができます。あれから13年の時が流れています。最後に行ったのは26歳でしたからあれから長い時間が経って動き出した情勢の中で変化はよくも悪くもあろうかと予測できます。再びあの場所を訪れることに先日なったのです。滞在時間は24時間程で実質は16時間程度でしょうか。私があそこを離れて13年間様々な事がありました。たくさんの人とであってきました。まさにその時間の中で積み上げた関係の中でこの旅をともにする事ができた友人は私の13年だとも言えるのかもしれません。日をまたぎ深夜に着いたその街は暗闇の中であっても確実に私の予測を超える発展を遂げ住む人たちの変化も私に感じさせてくれました。思い出のある町並みを道の脇のモニュメントやあの時代のままの橋からかろうじて確認しながら長い時間の記憶を遡っていきました。なんとも言えない親近感と発展よって変わっていく早さに驚きながらその日は眠りにつきました。翌日、世界遺産への道の込みようは凄まじく人の数、店の数、観光客の数、そこに集まる人種の数にもとても驚くと同時に平和がここに今ある事を感じる事ができ正直よかったと月並みではあるけれど思いました。たくさんのあたらしい思い出と変化によって進化する街や人、それによって以前よりも豊かに暮らせる状況はとても素晴らしくその様子を垣間みる事ができたこの旅もまた特別な時間にもなりました。
数と言えば、そのすべてが発展という名の成長とともに伸びていく中でどうしても残念だったのが「ごみの数」でした。正月を迎えその直後に入国した事もあったのかもしれませんが遺跡から少し離れた場所、ひと通りから少し離れた場所に残された土に戻る事の無いプラスチックのゴミの数は私の知っている場所の記憶の1000倍はあったでしょうか。
その当時は実際ゴミが落ちてなかったと記憶しています。またその時代にあの場所に足を踏み入れた渡航者もまたその場所に崇高な気を感じる様にマナーをだれに言われるでも無く互いに守っていた様に感じます。発展と引き換えに様々な常識に違いのある外国人がまさに観光客としてゴミを捨てて歩く姿、人が毎日の様に出入りする中で薄れていく崇高な国民性をほんの少しなのかもしれないけれど変化を肌で感じたことが私の印象にとても強く残こりました。その事で忘れていた記憶がこれまで以上に私の中で大切にするべきものだといことを認識したし、変わる事と変えない事、そこを大きな流れの中で強く持つ事の難しさを感じています。
されど、人の熱気は私達日本人に必要な素晴らしいエネルギーです。いまから動き出す国そのパワーを感じずにはいられませんでした。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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