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小山店
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関係の中で生まれるもの
投稿日:2018/8/26
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「いい写真とはなにか?」を撮影をする人は常に考えています。
僕もその中の1人です。
僕のいい写真と言える基準は何かと考えてみた時に、必要な要素を挙げてみると頭の中で思い浮かぶものは、全て抽象的な言葉です。
その人らしい。雰囲気がいい。人間味がある。深刻そう。感情が伝わる。
きっと僕の中でのいい写真とは、被写体の内面が表現されているものであると思います。
スタジオで日常的に撮影をしている僕にとって、それは常に起こってます。
人見知りで僕の事を威嚇しながら眺める姿や、一緒に遊んで楽しむ姿、ふざけて変な顔をする姿、撮影に疲れた姿、もう撮影に飽きて帰りたいと泣く姿、どれもその人のその時の気持ちや想いが現れたものです。
それらを上手くコントロールすると言うと、おかしな表現になりますが、引き出し、表現出来る人に撮影者はならないといけないと思います。人の心を揺さぶり解き放つような。
社長に撮られた写真の中でこの2枚は本当に僕達の関係を表し、僕達らしいいい写真だと思います。
この表情やこの仕草は決して僕と彼女だけではする事ができません。
この時の僕達の気持ちを社長が感じ、それに合う環境を選び、条件を決めて型をつくり、そこから僕達の心を動かし、その瞬間に生まれたものです。
日頃から僕達の事を知っている社長と、社長がどんな人なのか知っている僕達。
関係の中で生まれる写真は、いい写真の1つであり宝物になると僕は思います。
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