夏の日差しが強くなっている草加店。

15時を回ると、西日が店舗の中を駆け巡る。

強い西日は普段の撮影では表現出来ないこと要素を作ってけれる。

それは、影だ。

ライフスタジオは自然光を主に写真を表現している。

そんな中で、草加店程自然光をメインで撮影している店舗はないだろう。

天候が良ければ逆光特有の柔らかい写真をつくる事ができて、天候が曇りなら、蛍光灯を使った硬い写真を作る事ができる。

そんな自然光が多く入る店舗だからこそ今の時期の光を使った表現がある。

それは、インテリアに反射した影をどの様に表現するかだ。

 

西日が強く入るこの時間帯は、撮影人にとって腕の見せ所です。

被写体をより美しくする為に、どの様に光を使うのか、楽しみの１つである。

この写真の撮影をしている時に、アシスタントに入ってくれた、りさちゃんがいきなり僕に投げかける。

マーさんが今からバスの上から撮るよー！

突然言われた僕は何をいきなりいってるんだと思うが、その後直ぐに考える。マーさんはここをどう写真を表現するの？っと。(個人的に感じた事である)

 

6月所沢店から交換勤務できたヒロさんがここで写真をとっていた。

その写真をみてなのか、彼女なりにここでどう撮ったらいいのか、知りたいという投げかけでもあるのだろう。

 

そんな想いをうけ、たまには先輩風を吹かせたく考え始める。

どのように表現しようか。

脳裏に浮かんだの映画のワンシーンであった。

カップルが公園に向かい、そこの木下でご飯を食べてお腹いっぱいに満足なってお昼寝する姿である。

小さい頃は一緒にお昼寝をして、ご飯を食べて、一緒に遊んで

何をするにしてもきっと一緒にしていたのだろう。

歳を重ねる毎に一緒にいることが恥ずかしくなり、徐々に過ごす時間も前よりはへりはじめたのではないだろうか。

でも、一緒にいると本当は嬉しく安心する存在。

それを表現する事を決めた。

西日が強く草加店の木々が照らされ、照らされた木は陰を床に映し出します。

その影をフレームの枠ぶちのように使い、また木の下で昼寝をしていると思わせます。

2人はどんな夢をみているのでしょうか。

きっと素敵な夢を見ているに違いありません。

それは2人の表情が物語ってます。