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小山店
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自由と感謝

投稿日:2018/4/29

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確認電話をしている時だった。

見覚えのあるご家族がいた。

過去の情報をみると自分が入っているご家族だった。

しかも3年前の事である。

3年前の記憶をたどると、うちの兄弟と似ているなと感じた兄弟だった。

僕は4人兄弟の長男で上に1人姉がいて、下に2人弟がいる。

男が多い兄弟は基本誰かしらおちゃらけたり、自由人なのでまとまりがない。
しかしそんな中でも姉はしっかりしていて、兄弟をまとめていた。

そんな幼少期の姿と重なった撮影だった。

3年ぶりに会うので、久しぶりの再会に対しての喜びと、
まったく別人になってしまったのではないかと言う不安がいききしていた。

しかし出会った瞬間には不安な気持ちは一切消えていた。

3年前と変わらず自由でおちゃらけた弟と、弟を叱るしっかり者の兄の姿がそこにはあった。

おちゃらけで自由な弟は僕と似ていて、しっかり者の兄は姉とうり二つ。

そんな2人は僕にとって忘れられない2人だ。

写真の彼は弟である。

彼の魅力は変わらない自由さだと感じた。

その場所で自分を最大限に自由になりさせ、関わる人達をも自由にさせる。

ありのままに自分を表現することを、当たり前のようにする彼はまさに私のミューズのように目に映った。

そんな彼をありのままに表現したいと思った。
自分の方に当てることなく。

僕は彼が最大限、自由で伸び伸びと感じられる環境は何かと考えた。
そして撮影するアイテムでソファーを選んだ。

それはソファーで遊んでいる姿やねっ転がる姿なのがとても生き生きとした表現ができると思ってからだ。

そしてシャッターを切る上で彼を縛る事のない広々とした空間で切り取る為には縦では不十分だと思った。

だから横で写真自体に余白をもたせて、シャッターを切ろうと構えていた。
また写真とはメイン主体と副主体が存在する。

基本メイン主体は人であり、副主体はメイン主体を際立たせる要素だが、
その考えもなくさないといけない。
僕の勝手な固定概念で彼を押しはめてはいけないと思った。
写真の写る全て意味のある存在である。

 

そんな自由気ままな彼の存在は、人に多くの喜びを与えると同時に、どう切り取ればいいのだろうか、そのままでありのままに自由にさせていいのだろうかという悩める余地与えるが、僕個人として人はそうあるべきであると思う。
人生はそうであるべきであるが、美しさを表現する為には少なからず自然を演出するカメラマンの意図が必要である。

多くの被写体に出会う中で、その分多様な考え方を持っている人たちと出会う。

その都度それをどの様に表現するのかを考える様に私自身がならないといけないと思うし、その様に心がけている。

 

大切な事を改めて教えてくれた事に感謝します。

この家族に出会えて改めて自分を振り返り、確認する事ができました。

また会える日を楽しみにしてます。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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