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小山店
バランス
投稿日:2018/4/18
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写真を撮る上で光の次に見る要素は何だろうか。
それは構図です。
構図とは枠の中をどう切るかではなく、「決めらた枠の中で、最適なバランスを考えて写る物を配置すること」だと言えます。
撮影者がどう切るかしか考えてなかったら、写真は撮られる被写体だけ集中して、被写体以外の要素を見ることができなくなります。
一枚の写真には多くの要素が含まれています。
光、被写体、服、小物、インテリア、線、面、表情、高低差、etc
これらの多くの事を、決められた枠の中で、最適なバランスで配置することを、撮影者は考えてないといけません。
バランスといえど、その中には多くの要素があります。
光と影のバランス、色のバランス、被写体の仕草と表情のバランス、前後の奥行きのバランス、線と面のバランス、etc
これら全てをうまく繋げていく事が写真を作り上げていく過程です。
草加店の多くの写真は逆光をもとに撮られています。
ここの写真も逆光をメインライトとして撮影しました。
柔らかな光が被写体を照らすことで、被写体の表情もその光と一致しなくては光と被写体のバランスがおかしくなります。
もし自分にイメージがなく、被写体だけ考えて撮ったならば、背景、インテリア、光との調和がとれず写真に不自然さが現れます。
つまりバランスとは、空間と被写体を一致させるということです。
そして、バランスをとる上で次に重要なことは、どこに比重を置くかです。
昔やつさんからバランスの良い写真について聞いたことがあります。
決められた枠の中にどこに写すものを置いたら比重が取れるのかを念頭に置かないと、バランスが取れない。
もしどこかの位置だけに比重が片寄ってしまったら、その写真からは不安定さを感じることになります。
なので、バランスとは
「写り込むものをバランス良く一致させ、安定させること」であり、
それが美しい写真には必要不可欠だと言えます。
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