私達が日ごろ見ている光には大きく分けて4種類の光の色があるというのを知っていただろうか。
私自身カメラを撮る前までは1種類の光の色、夕日のオレンジ色しか知らなかった。

しかし、カメラを撮るようになって光を見るようになってからは、時間や季節によって
光の色が変化していたり、光の量が大かった時や少なかった時では
まったく違った写真になっていたので、
その時初めて光によって写真の表現方法も変わってくるのだと知った。
 
草加店はインテリアの構造上自然光が他の店舗に比べて沢山入ってくる為、
被写体をどこに置くのか、また同じ光でもカメラマンの位置や被写体の前に何を置くかで自然光を使った表現が変わってくる。
 
この日は天気が良く、午後の時間帯であったので光が店舗の中に多く入っていた。
そして、逆光をメイン光にして鏡を被写体の前に置き、私と被写体もオレンジの色にならないように光から離れたことで、西日の特徴の色味であるオレンジ色を軽減させて、青みが強い色と朝日の光を再現した。
また被写体の顔に光のポイントを置くことで、写真を見たときに必然と被写体の顔に視線がいくようになり、
そして被写体の視線の先には小物がおいてあり、
その小物を取ろうとする仕草をとることで、一枚の写真として光と被写体の仕草と小物という要素を結びつけた。
 
これから夏になり光の色や量がまた変化していく。
その都度私達は、どのように光を使って被写体を美しく表現していくのか瞬時に判断しなくてはいけない。

その為に日頃から、私達は光を見ることをおこなっていかなくてはいけない。
私達が日ごろ見ている光には大きく分けて4種類の光の色があるというのを知っていただろうか。