僕は４人兄弟の長男として生を授かった。

姉と僕と次男と末っ子の４人兄弟は今では一緒に飲みに行ったり、どこか遊びに行ったりと

一緒にいることが多く、兄弟の関係はとてもいいと言える。

しかし、子供の頃は毎日喧嘩をして、兄弟と一緒にいるのが居心地が悪かった。

それは何をするにしても長男だから０００というフィルターで見られていて、

それに対する反抗心から、良い兄として兄弟と接していなかった。

それでも時より見せる弟たちの僕を頼る目や、姉の困っている姿を見ると

僕の体は突き動かされ、求められていることや、困っていることを叶えてあげたくなる。

それは無条件に僕に働きかけ、制御することができない。

兄弟の関係とはきっと無条件の対人関係なんだと考える。

だから、助けたくもなり助けてもらいたくもなる。
そんな過去があるから今の兄弟の関係がある。

『兄弟は他人の始まり』と聞くが、どんなに仲の良い兄弟姉妹でも、

いつかは家庭や互いを離れ、自分自身の道を歩み新たな家族を作るが

この関係がこれからもお互いの家族を踏まえて続くことを願っている。