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大宮店
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残したい1枚

投稿日:2024/8/31     更新日:2024/8/31

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和装の撮影。

それは、普段とはちょっと違う姿。

今の時代、普段着として着物を着ている人はとっても少ない。

 

「特別な時に着るもの」

だからこそ、普段の表情とは違った姿が見られることが多い。

 

普段とはちょっと違う姿を残す。

ちょっと大人っぽくなった姿。

普段とは違う振る舞い。

 

私は撮影に入る前、その子はどんな子なのか。

何が好きでどんな表情を見せてくれるのか。

そんなことを考えながら、

撮影前の着付けからお話をしに行くようにしている。

 

この日、久しぶりに日本に帰省したご家族。

普段は外国に住んでいるのだとか。

着物なので和室で撮影しよう。とやんわり思いつつ、

その子と話をしていると、

せっかくだからこの子らしい姿を残したい。と思った。

 

少し異国風の部屋の窓。

彼に帽子をかぶってもらい

あえてシルエット風に露出を合わせシャッターを押す。

和装だけど、少し洋の要素も入れて。

彼の姿にピッタリの雰囲気を作る。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

ヘアドネーションをする前に。

打ち合わせの時にそうお話ししてくれた。

私は彼の髪の毛を高めのポニーテールにした。

私がカメラを構えると自分から表情を作ってくれる。

10歳とは思えないくらいの落ち着きと、

少し癖のある髪の毛。

彼はとっても優しくて柔らかい子だった。

そんな彼に似合うライティングを私は組む。

普段の姿とはちょっと違うけど、

少し彼らしさを引き出せるように。

刀を持たせるとノリノリで色々なポージングをしてくれて

表情まで素敵だった。

5歳でも7歳でもない姿。

ライティング1つで彼の見える姿が変わる。

 

 

 


 

 

 

 

初めまして。とヘアメイクをしているところに

挨拶に伺った時、

私が彼女に抱いた第一印象。

瞳が綺麗。

 

この瞳を撮りたい。

あえてインテリアに干渉されないところで。

強めの逆光。

きちんと瞳の色が綺麗に映るように光を起こす。

扇子で口元を隠してもらい、

私はファインダーを除いた。

どの角度が一番美しく見えるのか。

角度を変えるカメラを彼女は瞳で追ってくれる。

ここだ。と思ったタイミングでシャッターを切った。

 

 

彼、彼女の魅力を最大限に引き出せる

ライティング、タイミング、角度。

インテリア。

 

カメラマンの私にだからできること。

残したい1枚を美しく撮ること。

 

photo by zenke

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