すーさんがライフスタジオを出て約半年が経った。

たまに見る彼のインスタからは楽しそうにやっている様子が伝わってくるけど、

実際どんな生活をしているのか…、ちょっとした興味本位でこの度お邪魔することになった。

 

大宮から新幹線に乗って福島へ。私にとっては東北初上陸。

ボタンで扉が開閉する電車に戸惑いながら、なんとか時間通りに駅に着いた。

 

初めての場所、初めてのボタン式の電車、そして久しぶりの再会。

出口の→にどこか安堵する自分がいた。

 

大宮は遥か遠く。いざ福島の地へ。

駅を出るとすぐそこに見慣れた車が一台。無事合流。

私より先に降りてきた外国人と私を間違えたらしく、

最初のひと言が冗談なのか本気なのか、すーさんらしいのか…。

 

連れていきたい場所があると最初に向かった先がこちら。

すーさんは「まきばのジャーニー」と言っていたけど「まきばのジャージー」だった。

最初聞いたときはいったいどんな場所に連れていかれるのか少しドキドキしていたが、

とってもおいしいアイス屋さんでした。アイスを食べながら近況報告。アイスご馳走様でした。

 

アイスを食べた後は道の駅に行ってちょっとお買い物。

ついでにお昼もそこでとなりましたが、券売機が壊れてしまったようで断念。

近くで見つけた「めし」を頼りに、昼食は割烹中華料理店「愛華夢」で頂くことに。

 

中華屋さんとあってメニューはしっかり中華。私はおすすめのアイカムラーメンを頂きましたが、

最後まで何味なのかは分からず…。二人首を傾げながら、またそれを面白がりながら

たまに話をしてはめしを口に運び、ゆったりとアイカムタイムを過ごした。

 

すーさん家に着くまで、今の家に前住んでいたひとりの画家の話を聞かせてくれた。

住まいと生活。家は人にとってどんな場所なのだろう。

 

 　

 　

 　 

　

エゴマ、オクラ、ズッキーニ、トマト、きゅうり、じゃがいも、枝豆、シソ、みょうが、わらび、たけのこ…。

すーさんの家の周りは食料の宝庫だ。

 

家の外には、これは苦労したであろうことがひと目でわかる大きな畝が３つあったが、

その９割がエゴマという謎の構成に目を疑いつつ、あんまり食べないんだよねというひと言に苦笑いした。

今度は冬に向けてニンニクと何か忘れたが、何かを植えたらしい。

 

　 

ひと通りしゃべり終えると、聞こえてくるのは虫の音と風の音だけだった。

 

 

 

この木はハンモックの木。

 

土器づくり。バキバキに割れた欠片たち。一から作るって難しい、だから楽しい。

 

臭いものには土。ネコのフンフンがプンプンしていたが、それを取り除くことはない。

フンもいつかは土にかえる。自然の力に任せること。

 

帰り道はどこまでも続くような緑の中を車で走った。

すっかり運転が田舎仕様になっていて、カーブの度に何度も外に投げ出されそうだった。

 

初めて来た場所なのに、なぜか懐かしくなることがある。

これは田舎者の宿命なのだろうか。ここは心落ち着く場所だった。

 

福島土産にもらったブドウとナシ。

家に帰って家族で食べました。

ごちそうさまでした。

 

それでは、また今度どこかで。