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大宮店
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写真にイメージを持たせて

投稿日:2021/4/30     更新日:2021/4/30

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写真を撮るとき感じる難しさの1つにイメージを持って撮ることが挙げられます。

良いな思ってシャッターを押してはみたものの、自分が思っていたものとは違ったということはよくあることです。

それはだいたいの場合、何も考えずに(イメージを持たずに)シャッターを押したからだと、個人的には思っています。

 

イメージを持つということは言葉では簡単に聞こえますが、実際それを具現化しようとすると難しいものです。

写真は何気なく記録するスナップ的な手軽さも魅力の1つだと感じますが、表現の手段という意味でもまた奥が深いものです。

イメージを持つことは、言い換えれば先にゴールを設定するようなものです。よってゴールに到達するための手段を逆算することになります。

そしてこのイメージを具現化する過程は、カメラマンとしての実力をはかる1つの指標であるとも言えるでしょう。

 

ただ子ども相手となるとこれがなかなか難しいものです。子どもの写真を撮ったことのある人なら誰もが共感することだと思いますが、

第一子どもはじっとしていてくれません。また楽しくなければ生き生きとした表情を捉えることもできません。

他にも書こうと思えばいろんな難しさがあるものですが、だからといって何も考えずにシャッターを押しているだけでは、

カメラマンとしての成長もある程度になってしまう上、写真を残すこと自体が目的になってしまう可能性もあります。

イメージを持って撮影することは、子ども写真に限らず様々な撮影シーンで大切になってくることだと思います。

 

前置きが長くなりましたが、4月はそういうことを頭の片隅に置きながら、そしてどこかへ行ってしまうこともありながら、

イメージを持つという意識で撮影に臨みました。正直苦戦しましたが、この取り組みによって「撮るという行為」をより実感できました。

 


 

4月、大宮店の庭にあるモリモリに咲いたモッコウバラが見ごろの時です。

天気が良い日も多くあり、外の環境を生かした写真を撮る機会が多くありました。

 

花に囲まれながらゆったりと過ごすイメージで。

 

モッコウバラからこんにちわ。奥行きを持たせて。

 

モッコウバラをバックに、テラスで談笑。

 

思いっきりの良い笑顔にこの時の光の質感や花の色味がマッチしていた。

 

花をバックに爽やかなイメージで。画面をしっかり整えつつもラフな雰囲気を壊さず。

 

東屋内の少し落ち着いた雰囲気の中で。木漏れ日の優しい光を生かした。

 

木漏れ日の中でひと休み。その場の雰囲気を大切に、表情はあえて分からないように。

 

次に、衣装からイメージを貰うこともあります。カッコいいや可愛いからもう一歩先へ。

連想ゲームではありませんが、何々と言ったら何々のように、イメージを持つことには

ある一種のゲーム性のようなものもあり、楽しんだもん勝ちな気がします。

 

ザ・画家のような衣装を見て、えんぴつを持たせて少し遊んでもらった。

 

今度はカメラ女子風で。片目を閉じて集中している表情がよかった。

 

髪をといてもらった後の瞬間。体のひねりや手の感じがイメージ通りになった。

 

普段とは少し違って見えるように。固い光を当てて、少し背伸びした印象で。

 

入園記念。まだまだ遊びたい盛り。記念写真だけど、ちょっぴり遊びも交えて。

 

スーツを着たお父さんと男の子。影を落として、少しシャープな印象に。

 

お次は赤ちゃん。赤ちゃんだけが持つ可愛らしさをどう表現するか。

自分の中の可愛らしさの器をもっともっと大きくしていかなければ、

表現する前にそもそも感じ取れないこともある。

 

眠そうな赤ちゃん。どうぞそのまますやすやと…。

被写体と背景との露出差を意識して、存在を際立たせた。

 

やわらかさで包み込んでみた。赤ちゃんと白はよく合う組み合わせ。

 

白布きょうだいバージョン。みんな仲良く。

 

3人のきょうだいとしてのつながりを可愛らしく表現したかった。

 

ママの指を握る小さな手。温かみを持たせながら、小さい手を印象的に。

 

時にイメージとは違った結果になることも。でもこれはこれでまた良い瞬間。

要はどう捉えるかということ。

 

最後はママと赤ちゃんの2ショット。パパとの2ショットも素敵ですが、

ママと赤ちゃんはまた違ったつながりがあるように感じています。

ひと言でいうと安心感でしょうか。そういったものを感じます。

 

ママと一緒。その場の雰囲気を大切に、少し離れたところから見守るように。

 

ぎゅっと抱き寄せられて。二人にとっての幸せな瞬間。

 

 

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