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			走る
投稿日:2018/6/3
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急に当たり前のことをなぜだろうと感じる時がある。
あの時は、走るということもそうだった。
仕事をしだしてあまり運動することもなくなって、
思いっきり地面を蹴って思いっきり汗をかくこともなくなってきた。
大人になった今、走ることは運動することで、それ以下でも以上でもない。
小さい頃は本当によく走っていた。歩くなんてつまらないことは嫌だった。
みんなで一緒に歩く遠足より、断然マラソン大会の方が燃えたし、
走ることはイコール、何かに熱中している自分そのものだったと思う。
今、目の前にはビルや家も無く、車も無く、人もいない。
あるのはずーっと奥のその奥まで続く砂の陸地だ。
さて何をしようか。そんなことを考えていた私は本当にバカだった。
奇声をあげながら走る大人2人。なぜだろう。
彼らはなぜあんなにも自由に、砂を巻き上げながら走っているのだろう。
それをファインダー越しに捉えながらいつの間にか私の足も動き始めていた。
でもまだ重い。走るにはまだあまりにも重すぎる。
2人の姿が遠くなっていく。手を伸ばしてももう届かない。
そんな思いがレンズのズームリングを介して目の前の景色を拡大する。
それでもだんだんと、だんだんとその後姿は小さくなっていった。
もっと身軽に、もっと単純に、もっと自由に、もっと開放的に。
今纏っている重い何かを脱ぎ捨てて、またあの頃のように走ってみたい。
走って走って走って走って。心臓がバクバクする音を感じながら。
いつか何もかもを取っ払って、本気で走ってみたい。
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