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大宮店
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Photo essay about Kazusan

投稿日:2018/1/26

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ライフスタジオ大宮店でカメラを握って丸2年が経った。 
みんなカメラマン歴が違う中、私と同じカメラマン歴の同僚が1人いる。

齋藤和子さんだ。 

この2年間、本当に色んなことがあったと思う。
本当はもっと細々としているはずだけど、
時間が経つとだんだんそれがぎゅっと1つに圧縮されていくようで、
今では色々あったなという感想でまとまっている。 

お客様に喜んでもらえたこと、ご指摘を受けたこと、
子供たちと心が近くなったこと、人見知りで大泣きさせてしまったこと、
自分の成長を感じたこと、課題を痛感したこと、
写真を撮る仕事について考えたこと、
そしてそれを続けていくことについてとても悩んだこと…。 

成功もあれば失敗もある。どちらかというと失敗の方が多いなか、
変なプライドが先行してなかなかうまいようにいかないこともあった。
正直なところ、この2年間はあっという間ではあったものの、
なかなか高低差の激しい波があったなと感じている。 

そして、たぶん私と同じように写真を撮ることについて悩んできたのが和さんだと思っている。
同じカメラマン歴ということは、もちろん個人差はあれど悩むことはだいたい似たり寄ったりで、
実際そういう姿をそばで感じたこともある。でも、だからといって何かについて2人で話したり、
取り組んだりすることはあまりなかった。できなかった理由を挙げればいくつかあるが、
それはこの際、言い訳にしかならないので置いておくことにして…。 


私の周りには運良く見本となる先輩カメラマンが多くいたお陰で、
教えを乞うことに関しては問題なかったし、
私の後に新しく3人のスタッフが入って来てくれたお陰で、
今では私が教えるという経験もさせてもらっている。
しかし、自分の考えや技術について同じ位置に立って話ができる人がいたかと言えば、
思い当たらないのが現状だった。 

だから和さんとは一度同じ目線で話がしてみたかったが、
そう言いながら時間はあっという間に過ぎていき、
今になってようやくそれが実現しようとしている。

私たちは同じ職場で2年近く一緒に働いてきた。
その中には笑いがあり、うまくいったこともうまくいかなかったこともあった。
問題がないと言えばないのかもしれない。でも、あえて言うならば、
お互いにもう一歩近づこうとする勇気や余裕というものが、
当時の私たちには足りなかったのかもしれない。
でもそれはお互いにそういう時だったのだろうなと今では思う。 

去年の12月頃からだったか、和さんの行動が活発になってきているという印象を受けていた。
何が和さんをそうさせたのかは分からないが、伝えたいことを言葉にして伝えようとしていたし、
誰かとの関係に向かい合っていこうとする強い気持ちを感じた。
そして少なくとも私はその姿に少しずつ影響を受けていたのだと思う。
今年に入って和さんとのやり取りはより活発になってきている。
お互いの目指す写真の話や今課題に感じていること、
一緒に協力して進められる課題はないかという話であったり、
私自身これまで一人でやって来た中でこういったアプローチがあったことがとても有難かった。
今私は和さんに引っ張られて新しいモチベーションを見つけようとしてる。
出来ることならば、これからもその関係を続けていきながら互いに切磋琢磨していければと思う。 

私が和さんと写真や撮影の話をする時に感じることがいくつかある。

まず一つ目は被写体に対する愛情だ。
話し方としてはこうこうこういうことについて悩んでいるという感じではあるのだが、
それは愛情があるからこその悩みだなと感じることが多い。
ひとつひとつの家族や子供たちに対して真剣に接していこうとする姿は見習うところがある。
実際、和さんの撮る写真には被写体に対する愛情を感じるものが多くある。
それは和さん個人の持つセンスで表現されていることもあるが、
1児の親としてママとして子供たちに向けられた母性的なものも含まれていることだろう。
和さんの写真を見ていると、たぶん私には撮れないだろうなと思わされることが多々ある。 

二つ目は、撮影雰囲気の良さ。
それは和さんの人当たりの良い印象と軽快でリズミカルな受け答えと投げかけ、
そして笑顔と笑い声がミソだと思っている。
たまに撮影中のやり取りがスタッフルームまで聞こえてくることがあるが、
声を聞いているだけでも良い雰囲気だなと分かる。
その声を聴いて安心したり居心地が良いと感じる人は結構いるのではないかと思っている。 

三つ目は、和さん本人も認めている完璧を求めるところ。
そしてそれは決して悪いことではないと私は思う。
理想を求めることは間違っているわけではない。
しかし、理想とはあくまで私自身の中にあるもので、
それが必ずしも現実世界に表れるかと言えばそうではない。
だから和さんがより多くの客観を取り入れようとしていることも知っている。
これからは少し突っ込んだ話もしていきながら、
その理想をより具体的かつ実践的に、
そしてそれを一緒にやっていければいいなと思っている。 

最後に、和さんとの関係はこれからより深まっていくと思っている。
なかなか同じ日に出勤できないことが多いが、
そんな中でも同じカメラマン同期として、
チームココハナのひとりとして、
そしてもちろん個人的にも良い影響を与え合えたらなと思う。 


これからもよろしくお願いします! 

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