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写真を残すこと
投稿日:2016/4/11
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それ以外にどんな意味があるのかなと考えてみたりします。
私の幼い頃の写真を見ると、ほとんど記憶は残っていないにせよ
どこか心が安らぐというか、優しさに包まれたような気持ちになることがあります。
写真を撮る係りはいつも決まって父親で、
色んな場所に行っては写真を撮ってもらっていたようです。
そんな写真も小学生になったあたりから急に数が減り、
今残っているものといえば小中高の卒業写真くらいです。
日本では伝統的に節目節目で写真を残すことが多いように感じます。
それはカジュアルというよりはフォーマルな印象で、
写真を撮るということに対して、どこか特別感があるように思えます。
だから大きくなるにつれて写真を撮る数が減るのは仕方が無いことなのかもしれません。
ただこれは私個人の考えですが、写真は記録の他に、
そのファインダーを覗いて撮ったであろう「人」の思いや愛情を含んでいると思います。
だから私は幼い頃父親に撮ってもらった写真に優しさを感じるのかもしれません。
そしてそれはもっと日常的にあっても良いことだと思います。
小さい頃に見返す写真と大きくなって見返す写真は別物なのかなと思います。
小さい頃はなんでもなかった写真が、大きくなって見ると特別に感じられたり、
写真一枚から家族の昔話に花が咲いたり、そんなちょっとした出来事が
実は私にとってとっても大切なことだったり。
もし私に子どもができたら、小さい頃はもちろんのこと、大きくなってからも
写真を残していきたいと思っています。うざがられることもあるでしょうが、
いつか「その時」どんな気持ちでシャッターを切ったのか、
子どもが大きくなって聞かせてあげたいなと思います。
携帯で撮った写真でもいいと思います。
日常の中に溢れているであろう瞬間瞬間にストーリーの種をまきながら、
いつか芽吹くその時を待ちわびて、私はこれからも写真を撮っていきたいと思います。
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