Photo by hamada   Coordi by Ueda

Write by hamada

右奥から強い光と、

左からの柔らかな光で、

彼女の着ているドレスが

きらきらと、ふわふわと、輝いていた。

彼女は最初下を向いていた。

カメラ越しでそれを見て

上を向いてほしいと感じていて…。

そうしたら何かを感じ取った上さんが

シャボン玉で彼女の目線を自然と動かしてくださった。

 

 

なんだか未来を幻想させるような、

強くしなやかに生きているような、

そんな私のイメージに彼女の自然な表情や体の向きが

相まってぴたりとはまった。

 

オーケストラやミュージカル、

ディズニー映画の挿入歌など

様々な曲を聴いていると

幾多にも重なり合う音が1つにまとまる瞬間がある。

そのとき私はいつも心が震え、高揚し、

今だったらなんでもできると感じる。

11歳のときに私は夢はあっただろうか。

特になかったかもしれないしあったかもしれない。

「夢に向かって走る」彼女の強い信念を感じ、

またそんな彼女の美しい瞬間に触れた時間だった。