”こころを自由にあそばせる”ってなんだろう？

考えれば考えるほど答えが遠退いていく気がします。
きっと明確な答えは無いのだろうと思います。
この先もこれだ！ってのは見つからないかもしれないです。
ただ、漠然と、きっと、こういう事なのかなってのは自分の中ではあります。

 

兄弟２人、今回お兄ちゃんの七五三の記念で来てくださいました。
袴を着て、凛々しくかっこいい姿を見せてくれていたお兄ちゃん。
その姿をパパママと一緒に見守っていた弟くん。かわいかったです。

七五三の撮影が終わり、カジュアルのお洋服に着替え、緊張も解れたのかリラックスして遊び始めてくれました。
楽しそうに遊んでくれるから私は積み木や宝箱を２人の近くに置きました。
「その積み木を高く積み上げてみよう！」等声をかけようとしましたが、やめました。
彼らを見ると各々自由に遊んでいたからです。
黙々と、積み木を正方形に並べているお兄ちゃん。
そのお兄ちゃんの様子を積み木を両手に持ちながら眺めている弟くん。

きっと普段からこういった空気感で過ごしているんだろうなと思いました。
この写真を見るとある曲が脳内で再生されます。
ハナレグミの「家族の風景」という曲です。
”キッチンにはハイライトとウイスキーグラス　どこにでもあるような　家族の風景”
このフレーズが曲中に何度か出てきます。
私の家にはタバコもウイスキーグラスもキッチンには無かったし、これらがある家庭の方が少数だと思いますが、不思議とこの曲を聴くと家族との思い出、情景が思い浮かび懐かしさを感じます。
それは自分の事でなくてもこのような家族とのふれあい、ふとした瞬間に立ち会った時でも同じように感じます。
きっと彼らは普段からこうして各々自分の世界に入り、その時間を楽しんでいるのかなと勝手ながら思ったりします。

 

話は冒頭に戻りますが、”こころを自由にあそばせる”という事はその時にやりたいことを思うがままに没頭する事でもあるのかなと思います。
誰に言われるでもなく、自分の意思でその時を楽しむその姿は自由だなと思うし素敵だな感じます。
人によって考えは違うと思いますが、私はそう考えます。

”リビングには兄と弟　遊んでいる　どこにでもあるような　兄弟の風景”
とまんまな替え歌を思い浮かんでいたので、こっそりとこちらのブログにて披露させていただきます。
ともかく２人の空気感が私はとても好きでした。
今日も彼らは各々の時間を自由に楽しんでいるのでしょうか。
また会える日を願っています。

 

Studio  Fujimino

Photo by  Okawara

Coordi&Write Uchida