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大宮店
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note.10 光を組む

投稿日:2023/6/26     更新日:2023/7/1

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Photo by MARU

グレー1色で塗られた壁は、一見シンプルなように見えて少し違う。

わざとざらつきが残るように仕上げられた塗り方。

そこに写し出される影。

影は被写体から伸びていて、それが被写体に注目をさせる一つの要素となる。

伏し目がちになった目元と凛々しい眉毛を少し照らす光は、それ以外のところに深く影を落とす。

彼のきている着物の質感が光によって現れて、それもまたアクセントの一つとなっているのだろう。

 

Photo by MARU

前回別のブログでもあげたこの場所。

移動式のライトを使って被写体の後ろから強く照らす。

それが光沢のある床や扉に反射して、この写真の1番のアクセントになってくれる。

だからこそ、その部分に重きを置いて下に余白を作るのだろう。

床板の線がまっすぐ伸びることで視線誘導の役目を果たす。

外を見つめる彼の輪郭や毛先までを照らし、メリハリのある1枚となっている。

 

Photo by MARU

毬を見つめる彼女の視線の方向に広がる光は

床に反射してアクセントになる。

障子の線がきれいに整っていることで静かな印象を与える。

髪飾りで隠れた彼女の目元がこの写真を見た人に色々な想像をさせるのだろう。

 

Photo by MARU

シンプルな壁に光で表情をつける。

壁に照らし出された模様と彼女が持つレースの傘がリンクする。

被写体の横から当てられた光によってしっかりと姿が強調され、メリハリのある写真になっている。

 

Photo by MARU

自然光といつもつける光にプラスして、少し違う方向から光を当てることで

また少し違った表情が出てくる。

ドレスの少し光沢のある部分や髪の毛に反射した光によって、いつもより被写体の輪郭がはっきりと現れる。

ドライフラワーも逆光でふんわりと照らされるのではなく、少し硬い光でくっきりと現れた陰影が

静かな印象を与える。

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