Photogenic


水戸店
scrollable

新瞬間

投稿日:2013/4/11

1329 0

マタニティ撮影をする時に、よりよい写真にしようと被写体にポージングを要求する。
顔の角度、足の組み方、手の位置、目線をどこに向けるかなどを少しづつ少しづつ動かして、
もっとも被写体が美しく見える自然体のポージングを探し出し、シャッターを切る。
私はそれがマタニティ撮影だと思っていた。
シャッターを切った後に「OKです」と私が言うと、彼女はお腹にあててた手を動かして腰にあてて、「ふぅ」というような一息をつき、
アシスタントと遊んでいるわが子(兄)を見て微笑む母の瞬間がものすごく自然体で美しく感じた。
なんともいえない瞬間だった。
撮影者と被写体という関係がほぐれた瞬間。緊張の糸が切れた感覚だ。
私はトンボをつかまえる時のようにゆっくりとカメラを持ち上げ、無言でシャッターを切った。
今まで私が感じることができなかった「美しさ」を発見できたことがすごく嬉しかった。
と同時に今までなんで気付かなかったのだろうという悔しさもあった。
少し注意深くなることで気付けただろう。
瞬間は平等だ。逃さずにつかまえるそれだけだ。


 

この記事をシェアする

美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

撮影のご予約はこちらから

スタジオ予約

お役立ち情報をお送りします

新規会員登録

Official SNS

  • Instagram
  • sns
  • Instagram
  • Instagram