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イメージの整理
投稿日:2013/4/11
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写真は写っているモノのイメージの集合体である。
カメラマンの技術によって、ひとつひとつ写っているものが被写体のイメージを誇張するような役割を与えなくてはと常々思います。カメラマンの想像力によって被写体のイメージを決定し、何を表現したいのかを明確かつシンプルにして画面を構成しなければならないと思います。
画面を整理するというのは、余分なものを写さずに水平と平行を考えバランスよく撮影する。ということと同時にイメージも整理しなければと考えます。
人のもつイメージはたくさんあり、その中で選択するのはカメラマンが判断する被写体のイメージになると思います。
「かわいい、美しい、かっこいい、こわい、汚い、醜い…………………」
私はこの撮影では「かわいい」を選択しました。
やはり、赤ちゃんは頭でっかちで体がむちむちしていて、手足もちっちゃくて短いし、なんでも口に入れちゃうのがかわいくてたまりません。
赤ちゃんをどのように撮影して、かわいさを表現するのか?という疑問に撮影中に常に意識して撮影に望む必要があるのではないでしょうか。
この写真の赤ちゃんをかわいいイメージを誇張するポイントは、「色」「ヘッドフォン」「広角」です。
イスと背景と洋服でカラフルな色でPOPな感じにして、ヘッドフォンでもっと頭でっかちにして手から伸びた線が直線ではなくて、曲がりくねった線になり柔らかい動きを与えてくれます。そして広角で上から撮影して赤ちゃんの顔を大きく写します。
これらの要素はカメラマンによって意図してできるのですが、やっぱり一番のポイントは赤ちゃんそのものの存在するかわいさだと思います。
そのかわいさをどのように引き出すのかがカメラマンの役割だと感じます。
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