Photogenic
水戸店
超能力
投稿日:2013/4/11
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この写真は彼女が自らとった行動でもないし、ポーズでもない。
私達が完全に指示をして撮影をした。
ここに立ち、右手を出して、糸のついているボールのようなものを持って、視線はボールを見るようにと。
なぜこのような写真にしたかったのか?
まず逆光のシルエット写真は、彼女の特徴をシンプルでドラマティックにわかりやすく表現できる。
そして手に持たせたボールに視線を向けることで、彼女が意味深い事を考えているようにしたかった。
写真を見る側に、「3才の子供は何を考えているのだろう」という風に逆に彼女のことを考えて欲しかった。
簡単に言えば、彼女の成長に注目させる写真にしたかった。
彼女は私達の指示を何一つ間違い無く完璧にこなし、私達は完璧に創造することができた。
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すごく感動した。
・
「そんなの難しいことじゃない。言えば誰だってできるじゃないか。いちいち大袈裟だ。」
と言われるかもしれないが、確かにそう思う。誰にだってできる。
だが私は3才の子供が私の言葉を理解し、行動に移したことに感動をしたのだ。
できるのにやらないのではなく、できるからやったことに感動したのだ。
人や自分ができる能力を過小評価してはいけない。
計ろうとしてはいけない。批判してはいけない。否定してはいけない。
すべて肯定しろという意味ではない。理解し信じるという姿勢の問題だ。
私達は人間の可能性をlifestudioで学んだし、なにより子供の成長を撮影していると学ぶことが多い。
・
これは完璧な後付だが、彼女に持たせたボールが、彼女の超能力でボールを浮かせているように見えてくる。
当たり前だが、私達にはボールを浮かす超能力は絶対にない。
だが、私達にはボールを掴んだり、投げたり、持ち上げたりする能力は絶対にある。あとは私達が行動するだけだ。
そんな事を彼女に思わせられた。
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