Photogenic


水戸店
scrollable

投稿日:2012/9/16

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「被写体を動かす」
カメラマンであるならば、憑りつかれた様に、この言葉から逃れることはできない。
日々、自分に課す幾つかの事の内のひとつでり、1日の終わりには、このチャレンジが可に終わったか否であったかで自分中での充実感が違ったものになる。
2年前、Babyの撮影に行き詰まりをを感じていた私は、社長に言った。
「ある程度の年齢の子供や大人であるなら、被写体を動かすことは可能ですが、赤ちゃんなどの本当に小さい子供はどうすればよいのですか?」
社長はふふんと、ちょっと呆れたようにこう言った。
「小さくても動かせます。できます。」
この日から私の固定概念がなくなり、3頭身であろうと、関節や手足のある限りどうにかして動かしてみましょうと決心した。
してはみたものの、やはりハーフバースデー以下の赤ちゃんに対しては、それ以外の方法で試みなくてはならない。
では何を動かせばよいのか・・・。
試行錯誤で2年が過ぎ結局私が感じたのは、「自分の頭(脳)を動かす」という事以外に解決法がない、という事だった。
で、この写真であるが、この写真に至っては、私が自ら何かを働きかけたという事は全くない。
ママと30cm離れただけで不安を感じ、何かに頼らなければ体勢も保てない、小さな小さな赤ちゃん。
結局私の中で動かすことのできたものは、「心」
だけであった。
完全に被写体の勝利である。

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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