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RGOS

投稿日:2012/9/15

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積み木を口にくわえてる赤ちゃんに、50mm単焦点のレンズをつけたカメラを、焦点距離ギリギリまで顔に近づけたら眉間にしわを寄せてかわいかったのでシャッターを切った。

生後まもない赤ちゃんに積み木や瓶や缶などを与えるとほとんどの赤ちゃんは口に入れ、噛んだり、舐めたり、吸ったりする。
大人のように手の指や耳、目で物を確かめるのではなく、口の中にものを入れて舌で味や硬さ、質感などを確かめているらしい。
赤ちゃんは生きていく上でお乳を飲むために、唇や舌が一番発達しているらしい。
私は、この事を恥ずかしながらまったく知らなかった。
ただ単に、おなかがすいているからだろうと思っていた。
目に付くものはとりあえず手にとって口に運ぶ赤ちゃんは、それがうまそうだからじゃなくて、堅いのか柔らかいのか、冷たいのか熱いのか、薄いのか厚いのか、四角いのか
丸いのかの知識をつけ、生きていくのに必要なのか、必要じゃないのかの判断をすることに貪欲だ。
人に正解を教わるのではなく、自分で疑い失敗して学んでいく。
とはいえ生死に関わる失敗をしてしまったら、元も子もない。だから親がいるのだろう。

私は赤ちゃんのように生きることに貪欲になりたい。と思った。
簡単に手に届くような娯楽に生活に満足してしまう時もあるが、娯楽をしていて本当に生きるのに必要なのかと疑問をもつ時もある。
娯楽にはリスクがないのは確かだ。リスクがあることに価値がある。赤ちゃんが口の中にものを入れるのにはリスクがあるし、価値がある。
そして赤ちゃんでいう「口に入れる」ということが大人になるにつれてどういうことを指すのかが分からなくなる。
つまり何をしたら満足して生きれるのだろうか。ということだ。
私は単純に、リスクがあることをやってみることなのだろう。そして何が必要か知っていくのだろう。と思った。
赤ちゃんが目に付くものを口の中にいれるように、いろんなものを口に入れてみよう。
不必要と感じたら吐き出せばいいし、必要と感じたら飲み込めばいいのだろう。

写真に写っている緑色の「R」、黄色の「G」、茶色の「O」、赤色の「S」。
色も形も違う積み木は、私達がこれから口に入れなければならないような大事なものだと思った。
 

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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