写真はイメージが大事。

 

事前に聞いていたご要望が「かっこいい」と「美しい」でしたのでそれに合わせて写真をイメージします。

 

個人的に大人の撮影は準備段階があります。

ある程度お子様の撮影で共通していることもありますが

【事前に考える事】と【撮影中考える事】のふたつ。

今回の撮影に当てはめるとこうなります。

 

【事前に考える事】

・「かっこいい」「美しい」の表現方法

・それに伴う写真のイメージ

・機材選び

 

【撮影中に考える事】

・どの角度からどんな光を幾つ当てるか（骨格や顔の特徴、メイクを見て）

・細かいポージング、重心移動

・予想外の要素を見つける。

 

という事を考えております。

「美しさ」を表現する際にどこか体のパーツにスポットをあて強調しようと考えており

最終的に絞られたのは『目』か『唇』でしたがまつ毛の長さと、髪の流れから目にしました。

 

今回の予想外の要素はこの方がゴールドのネイルをしていたことです。

ライトの暖色とゴールドネイルの親和性が高いのでスポットの中に目と手をいれます。

それと今回の撮影でISOを4000まであげました。

そうするとノイズが発生するが一つの表現方法としてこの撮影に採用しました。

 

この写真みたいな撮影をする場合は、なるべく環境光を無くす事が重要です。

今回の撮影は夕方すぎの撮影でもともと環境光が少ないです。

念のため被写体の左側に黒レフを置きます。

 

写真において大事なのはイメージをし、そのイメージをどう具現化するかです。

そのために沢山考え、それらを試行錯誤したり、具体性をもって写真を分析し偶然を必然にする必要があります。

 

ML60BI

ブラックミスト

AMBITFUL AL-16

70-200

ｆ2.8

1/125

ISO4000

 

ライティング図