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【 カメラマンとして。】

投稿日:2021/11/20     更新日:2021/12/9

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ついこの間、ライフスタジオに入り4年が経ちました。 

その間に出会ったご家族はもう数えきれない程になります。 

ふと前の写真を振り返ることが最近あり、私は愕然としました。 

それは、前の写真と今の写真でそこまで変わっていなかったのです。 

 

確かに上手くはなったと思います。 

ポージングや光、画角、その使い方は変わっています。 

何が変わっていないかというと「ライフスタジオの写真の撮り方」でした。 

 

自然光を逆光で使い明るくて笑顔での写真がメインだったのです。 

これは悪い事ではなく、ライフスタジオで働いている上では大事な事だと感じます。 

なぜかというとその写真を求めてお客様はライフスタジオにご来店されるためです。 

しかしこれはカメラマンとして、あくまで最低限お客様が求める物をご提供するという事でありお客様の想像を超える写真は提供できないという事です。 

 

私はそこからの脱却を図ります 

まず簡単に真逆の構成要素で考えました。 

「人工光を順光で使い暗く真顔での写真」です。 

 

そのテーマで美しい写真を撮ると考え撮影したのがこちらの写真です。 

この写真のポイントは複数あるのですが一つ大きなポイントを挙げるとすると明暗差になります。

この明暗差というのは読んで字のごとく、明るい部分と暗い部分のさしひきで、人というのは自然と明るい部分の箇所を見る習性があるとなんかの本で読んだことがあります。

先ほどお伝えした構成要素「人工光を順光で使い暗く真顔での写真」を考えた時にこの明暗差を考えました。

写真の明るさを露出というのですが、この露出というのは写真において重要なことで例えば笑顔の写真で暗い写真は何か違いますよね、その被写体にあった露出が大切になります。

 

そこで今回イメージした構成要素「人工光を順光で使い暗く真顔での写真」。ここの部分で写真の露出差の暗い部分がある程度決まりました。

次に考えるのがこの部分「人工光を順光で使い暗く真顔での写真」。

人工光でもいろいろあります。壁に埋まっているライトや、LEDなどなど。

今回は雰囲気にあうランタンをえらび、それを被写体に順光であて明暗差の明るい部分を決めます。

 

明るい部分とくらい部分がきまったらこの二つの差をどのくらい差をつけるか考えます。

この写真の撮影時の時間は16:45、太陽が地平線に消えるぐらいのころで辺りは暗くなっていました。

撮影場所はアンティークルームで綺麗に撮影できるように壁やライトなど当たり前のように設備がそろっています。

しかし、それらはつけずにシンプルに被写体にあたる光とそれ以外にしました。

そうすることにより、暗闇の中で光が当たっている被写体のみが浮かび上がり、ここでほかの光を足してしまうと、たくさんのインテリアが見えてしまい被写体に目線の誘導がいき難くなってしまいます。

 

明るい部分:被写体と発光源のランタン

暗い部分:それ以外

 

この二つに明暗差にすることにより、見る側がシンプルに被写体に視線がいくようにしました。

ここで画面における構図ですが二人の被写体をアップの日の丸構図でもいいのですが、そうしてしまいますと暗い部分がなくなってしまい、先に上げた効果が薄れえてしまうために、引きの3分割構図にしました。

 

このお二人は、3年前にご来店していただき、3年後私を指名で予約をくれました。 

当たり前のように成長している二人を見て、私がカメラマンとして成長している姿を見せないといけないと感じました。それは私のプライドや意地なのかもしれません。 

 

しかしお客様の想像を超える1枚のため停滞ではなく、変化をし、またお会いしたお客様に胸を張って誇れるカメラマンであり続けたいです。 

 

photo by Nihei      

 coordinate by Matsu

written by Nihei 

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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