写真を撮る時はどのような時だろう。 

ふと考えます。 

初めての１歳の誕生日 

夕暮れに染まる空を見た時 

彼氏彼女とデートした時 

色々な瞬間が思い浮かびますね。 

どの瞬間もとても素晴らしく 

人生においてかけがえのない、自分の人生が幸せな人生と感じるタイミングだと思います。 

それらを人は写真という記録に残し、自分の人生を肯定していると私は考えています。 

誕生日記念日、結婚記念日、成人記念日そういった人生節目節目に写真を撮られる方が多いです。 

それは人生において幸せな人生と大いに感じる瞬間だから。 

だから人はその瞬間に写真を撮りやすいのです。 

今回、所沢店・新百合ヶ丘店・水戸店で成人式プランが始まり、お客様に喜んでもらえるにはどうすればいいか水戸店で悩みました。 

幸せな人生と感じてもらうため美容スタッフと綿密な相談をし今の２０歳の子がどのようなものを好むのか 

どのような髪飾りが、どのようなメイクが、たくさん悩みました。 

そこでたどり着いたのがお客様と作る成人撮影です。 

全てはお客様に喜んで欲しい一心で考えました。 

写真においてもどうすれば、その人をより綺麗に撮れて納得のいく写真になるのか。 

とある人の言葉があります。 

　「女性は普段の３〜４割り増しで撮れて初めて納得する。」 

本当にこの通りです。 

そのために、写真の構成要素が大事になります。 

光は？露出は？ポーズは？etc. 

こいった構成要素を高い基準で撮影しないといけません。 

今回の写真に関しては下記のことを撮影において意識しています。 

光 

被写体に対して左側の窓をメインの光源とし反逆光で被写体に当てる、光が当たらない部分があるので右側に見えないが窓があり、そこを開けて光が当たらない部分を立ち上げる。 

露出 

アンダー目にし着物の雰囲気と表情、インテリアと合わせる。 

反逆光で光が入っているので被写体の鼻筋や輪郭などにあたる光が強調される。 

ポーズ 

椅子に浅めに座ってもらい足を流してもらう。 

大人撮影において大事なのを手や足の動きの細かい動きで、ただ素の手の形じゃなく繊細な曲線を作ってあげると垢抜ける 

ただ撮るのではなく、考えて考えて初めてお客様に満足してもらえる写真が生まれると思います。 

しかし私は思うのです。 

人生の記念日というのは、誕生日や結婚、成人など大きい事柄だけではなく 

綺麗な景色をみた。 

可愛いお花を見つけた。 

お気に入りの服を着た。 

そういった事も人生において大事な瞬間であり同時に幸せな人生と感じる瞬間でもあります。

だから写真を撮る。

ですから生きている間は毎日が記念日かもしれませんね。 

photo by Nihei    

coordinate by　MITO

written by Nihei