今回の被写体の女の子の撮影に入るのは初めてで「とても元気一杯で可愛らしい女の子だよ〜！」と前回撮影に入ったとし君から聞いていました。

 

撮影が始まり家族写真を撮り終えいよいよ1人のドレスの撮影が始まると、とても落ち着いているお姉さんな印象でした。

 

「好きなご飯は〜！？」ときくと

「ごはん！」と元気よく答えてくれました。

どうやらお米が好きみたいでとても可愛らしい回答が来て癒されたの今でも覚えています。

 

妹ちゃんがとても元気でコーディネーターのとし君がずっと遊んでいてくれたのでお姉ちゃんと私は、ほぼ一対一での撮影でした。

可愛いポーズをしてくれたり私も色々なポーズをお願いしてみたりと楽しく撮影をしていました。

するとお姉ちゃんがふとした瞬間にとし君の方を覗きました。

その一瞬の姿がとても素敵で。

私はファインダーを覗いていたにもかかわらず見惚れてしまいそうな所を私は慌ててシャッターを切りました。

 

昨年「カメラを止めるな！」と言う映画が流行ったように。

今回ばかりは、私もカメラを止めず構えていて良かったと思います。

 

スタジオで働いていると「あっ！今かー！」とシャッターチャンスを逃してしまう事がどうしてもあります。

 

例えばカメラを下ろした瞬間にとても良い笑顔だったりとか小物を撮りに行った瞬間に遊んでいて偶然にも綺麗すぎるポージングしてくれていたりなどなど。

 

ほんの数秒のふとした瞬間がありのままの

その子の「今」なのかなと私は思います。

 

この一枚を収めた時の彼女は一体なにを想っているのだろう。

それは本人にしか分かりませんが恐らくこの「ふとした瞬間」の美しい彼女の表情こそが「今」の彼女を物語っているのでしょう。

 

彼女が大きくなった時にまた写真を見てこの時に何を考えていたのか全く覚えていなかったとしても家族の皆様にとって大切なお気に入りの一枚になれたらいいなと願っております。

 

Photo by kazuki

coordinator by toshi