Coordinator by Manami Saito

Photo by Takashi Umino

 

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1歳記念。初めての撮影。

親御様にとっては

笑顔だったり、我が子が楽しそうで生き生きとした写真が撮れたら・・・

そう思っているはずです。

私もそれは重要だと思っています。

 

でも、そう思い通りにはいかないのが子供であり、特に赤ちゃんである。

 

普段は笑顔でいるのにに笑わない。

人見知り場所見知りで泣きだしてしまう。

なんだが機嫌が悪い。

 

大人でも人見知りをする時や機嫌が悪い時だってある。

でも赤ちゃんにとっては、この瞬間全てが成長の過程。

例え撮影の最初緊張していたとしても、それを思い出にできる写真をいかに残せるか。

これも私達にとって大切な技術だと思います。

 

また、お子様だけではなく、パパやママがどんな風にお子様と接しているのか。

それも今ならでは、お子様が大きくなればコミュニケーションの仕方や関係性が変わっていくものです。

だから、今の家族の風景を思い返せるような写真を撮りたいと思います。

 

まさしく、写真の子は来店時人見知りで泣いていました。

私達が近づくだけで泣いてました。

それでも最終的には笑顔も見せてくれた彼ですが、

この写真は慣れていく最初の段階の写真。

 

私達は一旦離れ、ほぼ隠れながら

パパとママと一緒に遊んでいるところを撮りました。

私達が隠れているにも関わらず、彼がカメラ目線なのは警戒心からだと思いますが、

大きくなったら「1歳の時、こうだったね。」と絶対話す時が来るはずです。

その時の為の、大きくなった時の成長をより実感できる写真になって欲しいです。

 

特に、彼は大きくなったらこの時のことを覚えていないと思うので、

彼にとってのパパとママの存在を再確認できる写真にもなれば良いなと思います。

 

離れた場所から、望遠レンズを使い画角はあえて圧縮気味に。

ただ起きていることを撮るのではなく、印象的に写すよう心掛けました。

 

あと何か月かしたら、彼が大きくなってまた撮影に来てくれます。

どんな「今」を見せてくれるのか楽しみだし、

感謝をしながらまた大切に写真を撮りたいと思います。