@ LIFE Studio Soka

Coordinator by ku-chan

Photo by Takashi Umino

 

---

 

タイトルにある「息子」とは、私のこと。笑

ライフスタジオで撮影するようになってから、

撮影に来られた方と自分とを重ねて、撮影している時があります。

例えば、

「自分には思春期の頃の写真がないから、大事に残そう」とか、

「こういう写真を撮ったら喜んでいただけるかな」とか。

今回のご家族の撮影では、

お父さんを含めた３人の家族写真も撮り、

お父さんと息子さんの写真も撮りましたが、

この写真は、見ての通りお母さんと息子さん。

 

なんだか、自分にとって母親は特別なんですよね。

多くの息子さんがそうであると思いますし、

私の母も、私が小さい頃は特にすごく可愛がってくれていた記憶があります。

このお母さんも、息子さんを見る目がもの凄く愛情に満ちていて、優しい笑顔が印象的に感じました。

 

自分は、母との写真って小さい頃のはあるけど、思春期以降は本当に少ないです。

だからこそ、思い出に残る写真を残したいと思いました。

カメラを見ている写真だけじゃなくて、あえて日常的な写真が撮りたい。

なぜなら、いつかは親元を離れる時が来て、いつかは当たり前が過去に変わるから。

その当たり前がいかに幸せだったかを痛感するし、ふとした時に思い出したくなる。

その瞬間をすぐに思い返せるように。

 

とにかく日常感を演出するために、

撮影場所はベッドで、

ママにはクッションを、息子さんには雑誌を持って会話してもらいました。

引いた場所から撮り背景を多く入れることで、お母さんと息子さんの日常を俯瞰で見ているような画角にしました。

 

彼やご家族かこの先、思い出したい日常がある時のために、自分が撮った写真があれば良いなと思います。