Coordinator by Manami Saito

Photo by Takashi Umino

 

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撮影している時、何を感じているか。

自分が撮影している対象に、どんな印象を持っているか。

 

それがカメラマンである自分にとって、感覚的にも思考的にも衝動的にも働いていて、

写真が生まれていく。

そんな風に感じます。

 

この子を撮影するのが2回目だったこの時。

とにかく天真爛漫で、こちら側もずっと笑ってしまうほどに明るくお転婆な女の子。

黄色い背景を選んだのは、そんな彼女の人柄を知っているからというのが大きいです。

 

ただ黄色い背景で光を当てて撮影すると簡素なイメージになってしまう不安があったので、

小物を使い、影で質感を出すことも意識しました。

 

背景の色に合わせひまわりを持ってもらいましたが、

なおかつ明るさが引き立つようにコーディネーターのManamiさんが彼女に声をかけポーズを引き出してくれました。

咄嗟に、収まりが良くなるような画角を考え撮影しています。

 

影は、彼女自信とひまわりの影だけでなく、全体に陰影差が出るように、

写真には写っていませんが植物の小物を置き、その葉っぱの影を背景に作りました。

 

被写体である彼女がいて、コーディネーターがいて、自分がいて。

みんなで作り出している撮影を心地よく感じ、それを思い返せるような写真です。

パパさんとママさんも、この黄色い背景での写真をフレームにされ、気に入っていただけたようでした。

 

喜んでいただくことは第一にしつつ、自分が抱く印象も磨きながら大切にしたいです。