自分が撮ってきた写真って、当たり前のようにカメラ目線で撮ることばかりでした。

ライフスタジオに来てくださる方は、「自然な写真を撮って欲しい」と仰る方が多いです。

それは、ライフスタジオの写真に「自然」というイメージがあるからだと感じます。

 

ただ、何を持って「自然」というのか？

なんでライフスタジオで撮る写真は自然なのか？

 

僕が、ライフスタジオの写真で「自然」を表現するための要素を3つあげるとしたら、

①自然光で撮影することが多いこと

②スタッフが全力でご家族やお子様と心を通わせる努力をしながら撮影をすること

③カメラ目線でない写真も撮ること

 

今回はこの③のお話です。

ただカメラを見ていないわけではなく、

あえて目線を外してもらったり、何かに夢中になってるお子様の姿などです。

 

家族写真では、みんなが顔を合わせて笑っている写真。

これが多くの方が撮りたいと思っている「自然な写真」であることが多いです。

 

今思うと、確かに自分が深い関係を持っている人と写っている写真は、

カメラを見ている写真と同じくらい、いやそれ以上に

お互いが顔を合わせている写真の方が、見返した時に幸せな気持ちになるのではないか。

そう思います。

 

この写真は、パパさんとママさんに

「これまでお兄ちゃん達が生まれた時にもこう撮ってきたから」とご希望された写真です。

自分はそれを模倣し撮影しただけではあるのですが、

 

この写真をこの子やパパさんやママさんが見返した時に、

「自分はこんなに愛されているんだ」

「こんなに愛おしい」

ということを一目で確認できるような写真で、

且つ、ふっと心が一瞬に温まるような気がします。

 

私はこの写真を最初に見る立場にいられて

本当に幸せでした。