Coordinator by Manami Saito

Photo by Takashi Umino

 

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家族に包まれて過ごす時間。

 

私が幼い頃はそれが永遠のように感じていました。

 

今はそれぞれ別々に暮らしているけれど、家族に会うとその永遠のような時間を取り戻せたような気になります。

 

それだけの時間を共にしたというのが体に、心に染み付いているからだと思います。

 

 

写真の彼にとって、これから続いていく永遠のような時間。

 

その証拠として、この写真を撮りたいと思いました。

 

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撮影の場所としては、お部屋の中でも逆光の要素が強く出る場所を選びました。

幻想的で印象的になりやすい光を利用しています。

 

写真の彼は人見知りはないものの、明るくて優しいパパとママとは対照的に、大人しくて緊張気味でした。

そんな彼を見てパパとママは笑い、彼の今を愛でている様子が印象的でした。

 

特にママに抱っこされている時は、リラックスした表情を見せる彼。

大黒柱のパパが一番上、男たちに囲まれるママが中心的存在にも見えます。

 

フレーミングはパパにお子様を覗き込んでもらったことで、圧縮的に撮ることができ、家族の密度をより濃く表現できるような構図です。

 

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これから彼は大きくなるし、家族が増えたりするのかもしれない。

 

皆の人生が進んでいき、家族の姿は時間とともに変わっていく。

 

今の家族の形としても、この写真を撮りたいと思いました。

 

過去に変わる今を、いつでも思い出せるように。