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越谷店
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新たな門出

投稿日:2023/1/31

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Coordinator by Akane Owada

Photo by Takashi Umino


 

成人を迎えた時、自分ってどんなだったかな。

成人のご記念の方を撮影させていただく時、そんなことをいつも考えてしまいます。

 

20歳になった時、どんなだったか。

まず、ちゃんと仕事に就けるだろうかとか、将来のことが不安だった。

大学生活の中で、そんな時だったと思う。

なぜなら、大きな目標が当時の自分にはなかったからだ。

人生という大きな括りで考えた時、どうなりたいのか全然出てこなかった。

でも、楽しかった。その時の「今」を楽しんでいた。

そういう、楽しかったと懐かしむ記憶があるからこと、

当時の自分を今の自分が見た時に、少しばかり羨ましくも感じるのだと思う。

今は今でとても幸せなのだが。

 

自分の話をしてしまったが、そういう自分の過去があったからこそ、

今の学生の方が将来の目標を持っていたり、先を見据えている様子を見ると、とても尊敬する。

目標がない方もいるかもしれないが、自分のように「今」楽しければそれも財産であるとも思う。

どちらも、客観的に見れば輝いて見えるはず。

 

そして、カメラマンとなった自分は、

そんな輝かしい「今」を持っている方に会うと、その姿を残せる立場に感謝しつつ、

その方にとって大切な思い出として形に残ったら良いなと思っている。

写真に映っているのは姿形でも、その時の記憶も蘇ることがあるのが写真でもある。

そういうものが写真に宿ることを願いつつ写真を撮っているが、今回の写真も同様です。

 

この時は夕方にさしかかる時間帯の撮影で、

西陽が落ちる直前。

そのタイミングを逃さないように、西陽を活かせるように考えました。

撮影するご家族とお話をさせていただく中で、

この振袖は彼女にとってもそうですが、特に親御様にとっても思い入れがあるように感じました。

振袖の良さを損なわないよう、画角的には寄りすぎないように、

尚且つインテリアと西陽を活かした画角を目指し、

大きな目が特徴的な彼女の雰囲気に合うよう、未来を見据えているようなニュアンスになればと目線を誘導しました。

西陽が強いので、アンニュイな雰囲気は自然光が作り出してくれました。

 

新たな門出は、時間が経っても特別なものです。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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