Coordinator by Akane Owada

Photo by Takashi Umino

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存在感のある写真だと思います。

彼に会うのは3回目。写真を撮らせてもらうのは2回目。

以前も、彼の写真をブログで掲載させていただきましたが

彼の写真を撮る時はいつも「カッコいいのが生まれそう！」という気持ちになります。

 

これまで見てきた彼のこと。

優しくて真面目な、妹がいるお兄ちゃん。

でも、今回2年生になって撮影に来てくれた彼には、少し大人になった分、恥ずかしさからくる少し硬めな表情を垣間見ました。

 

彼のソロは撮影の最後に順番がやってきました。

まだ少し照れながらも、少しずつポテンシャルを発揮する彼。

こちらがポーズを雰囲気で伝えるだけで、イメージ通りの動きや形を作ってくれます。

こちらの呼びかけと彼の表現力が特に良く合わさった写真がこの写真です。

 

私自身は、彼の真面目な性格ながら、体のバランスは軽くしなやかなところに惹かれ、

その両面を表現したいと思いました。

 

彼の座っている椅子は、彼の腰くらいまで高さのある椅子です。

しなやかな体の曲線は、

背の高めな椅子に座り、足をそれぞれにかけてもらい、

手を足下に誘導することで表現できました。

 

自然であり、かつ力強くも感じる表情・目力は、

足下に目線を誘導した後に軽くこちらを見てもらう。

ここまで印象的な表情を作れる人は多くはないはずです。

 

彼のしなやかさ、目力を印象的に残すために、

奥行きとして背景から被写体は間隔を大きく持ち、前ボケとして部屋の入り口の扉を利用。

また、被写体の魅力を凝縮して、インパクトを持たせるため、圧縮的に彼をおさめました。

 

以前の撮影でもそうでしたが、カメラマンとしての私を彼が巻き込んでくれるような存在感が彼の魅力です。

今後また撮影させていただける機会が楽しみです。