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越谷店
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写真分析『魅力を表現するには』

投稿日:2019/11/30

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photo by naomi tanaka

codi by kawahara takako

 

 

赤ちゃんの魅力とは何だろう。

そう考えた時に一番に出てきたのは、ありきたりですが
「柔らかさ」、そして「思うままが表に出る姿」でした。


撮影時間は大体1時間から1時間半ほどですが、赤ちゃんは年齢の大きい子よりも、いろんな感情や姿を見せてくれることが多いと感じます。

「眠い」「怖い」「楽しい」「嬉しい」「お腹すいた」「歩きたい」「疲れた」

など思っていることが、まだ話せない分表情や行動で表現してくれています。

では、私の思うこの魅力を写真でどう残すかが問題です。

 

写真のお子様は一歳の男の子。
最初はゆっくり観察して、大丈夫だとわかったらこちらに笑顔を見せてくれる子でした。

そんな彼らしさは撮影中も発揮されていました。

最初はママやパパの腕のなかで落ち着いていましたが、
撮影が進むにつれて楽しくなっていき、徐々に活動的になってきた様子。


さて、まずは「柔らかさ」を表現したいと考えました。

この柔らかさを最大限に活かすのはやはりおむつ姿だと、
そして場所はベッドだと
決めていました。


赤ちゃんはおむつになると開放的になるからか、ご機嫌になる子が多いです。

ではこのように、場所や私たちにも慣れて、開放的にもなっているご機嫌な彼の心を表現するには…

私は彼自身の仕草で表現しようと考えました。

選択したのは、上に柔らかい布を被せて、自分で出てきてもらう仕草。

家族写真の時に、いないいないばあをやって嬉しそうにしていた彼を思い出し、
「この子だったら可愛く出て来てくれるのではないか」と予測をしました。

望遠レンズにして、前ボケでさらに柔らかさを足してその時を私は待ちました。

果たして
「いないいないばあ!」と楽しそうに出てくるのか、
はたまた、「うざったいよ!」と怒りながら出てくるのか…

そんなワクワク感がこの時にはありました。


結果は写真を見てわかる通り、楽しそうに、
しかし、私の想像を越える躍動感で出てきてくれました。


そんな赤ちゃんの予測できそうでできないこの姿を、楽しみながらその子の魅力を最大限に引き出す撮影ができたら幸せだなぁと感じる写真です。

 

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それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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