「お姉さんお兄さんになったね〜」 一度撮影をご一緒したご家族が また数カ月後、1年後、数年後…再びお会いできた時に、必ずと言っていいほど出てくる言葉です。 たったの数カ月でも？と思う方もいらっしゃると思いますが、写真を見返すと不思議と少しの変化でも成長したな〜と感じます。

それくらい子どもの成長が著しいのは常であり、気づけばあっという間に大人に…

写真の彼女にもお会いするのは今年で3回目。1年に一度お子様の成長を残しに来てくださっています。 彼女にはお兄ちゃんがいて、毎年その時のお気に入りの靴下を履いて来てくれます。今年は何かなと、密かに楽しみにしています笑

このことからわかるように、パパママさんはお子様の「今」を残すことを大切にされています。

そしてカメラマンとして私も意識して撮影しています。

1年ぶりの彼女は、表情や口調もなんだか去年より大人びて感じました。家族兄妹写真の際もお兄ちゃんと一緒に自らポーズを取って驚きました。

私が1年ぶりにお会いして感じた「お姉さんになった」という気づきは、パパママさんは毎日一緒にいるからこそ感じにくいことでもあるかと思います。

だからこそ、そんな私が感じた彼女の「成長」を表現できたらと思い今回の写真を撮りました。 この時間はベッドのインテリアの窓から強い光が差し込んでいました。 レースのカーテン越しに光が差しているため、まるで木漏れ日のようにベッドに模様ができます。 そこのちょうど日が当たっている所に寝転んでもらいました。 すると彼女の周りだけでなく、彼女の瞳にも光が入ってキラキラと輝きます。

初めてお会いした時は、一人の撮影だとちょっぴり緊張していた彼女は、 今となっては、こんなに大人っぽい表情もできるんだと、撮影中にも新しい一面を見せてくれました。 これからも、私だからこそ気づくことができた「今のその子らしさ」を表現できるカメラマンでありたいと思います。

Photo and Written by Naomi