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越谷店
写真分析『3つのポイント』
投稿日:2018/6/29
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お着物の撮影では、
お着物の柄を活かす為に、ホリゾントという白い背景のお部屋で撮影する事が多く、越谷の場合はホリゾントに障子や簡易の畳などもあるので、和室のような雰囲気を作って雰囲気を変えて撮影する事もあります。
撮影をする中では背景にしっかりとインテリアのある場所で撮影する事もあり、インテリアの中で着物を撮影する時には自分なりに意識をしている事がいくつかあります。
今回このお写真にもいくつかのポイントを持って撮影をしました。
①F値を開放にする
インテリアの無い白い部屋で撮影する時はお着物の柄が映えるようにF値はインテリアの部屋で撮影するときよりも絞っているので、だいたいf5.0~6.0くらいを目安に撮影をしています。
今度はインテリアのある部屋で撮影する場合はF値を絞ると、ピントが全体に合うようになるので、被写体の奥にある背景がしっかりと写りすぎてしい、この場所の特徴である全体的な奥行の効果があまり活きなくなってしまいます。
この写真ではF値は標準レンズで解放できる最大のf2.8で設定をしています。
f2.8まで開放すると被写体を中心にピントが合うので、背景の緑もボケみが強く出て被写体と拝啓の奥行感をより感じる事が出来ます。
②前ボケの効果
この写真では被写体の身体にかかるくらい前ボケを使っています。
使用している前ボケは細く、形はあまり出ず、光と色味が効果的に出る様なモノを選択しました。
前ボケを被写体にかかるほど使うのはなぜか。
先ほど①でF値を開放し、背景の奥行を出したいという部分にも繋がっていますが、
F値を開放にしていても、被写体とレンズの距離が遠ければ背景のボケみはそこまで大きくでません。
この写真では望遠レンズ使って撮影をしています。
このくらいの距離で撮影すればある程度背景と被写体の奥行感を出す事は出ますが、被写体の前に前ボケを入れる事で、より、背景と被写体の間の層を作る事が出来ます。
更にこの写真では光が背景の後ろと、被写体の斜め前から光が入ってきていて、光も2つの層になっています。
前ボケは色味や光の効果が出やすいタイプを選択しているので、前ボケの層、被写体に当たる光の層、背景に射し込む光の層と3つの効果によって、より被写体と背景の立体感を出す事が出来ました。
③ポージング
被写体がしているポージングもこの写真が広がりがあるように感じるポイントがあります。
写真では左側の部分からメインのサイド光が射しているので、被写体の彼には少しだけ斜めを見つめてもらっています。
何故斜めかというと、もし左側に完全に向いてしまった場合は直射日光で顔がのっぺり着てしまう可能性があります。
けれどこの写真では、ちょうど光のラインが3本射し込み、被写体の額あたりに光が差し込み、瞳にもキャッチアイが入っている事でより被写体の表情が活き活きとしているように見えます。
写真を撮影する時、短い時間の中で様々な効果を考え、
今までの自分の経験と、経験の中で得た知識を駆使しながら新しい写真を出す為に日々、挑戦しています。
写真は生き物です。同じ写真を撮影する事は難しく、雲の動き、光、被写体、何をとっても今しかない瞬間を撮影しています。
こどもたちの大事な記念を私たちが大切に残すため、写真を構成する要素をまた日々考えながら実践していきたいです。
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