Photogenic
越谷店
創造する
投稿日:2023/6/30
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Coordinator by Takako Kawahara
Photo by Takashi Umino
ライフスタジオで生まれる写真には
カメラマンの意図があるものや、
被写体の主張にカメラマンがふとシャッターを押してしまうものなど、
様々なものがあります。
楽しい瞬間、今の子供達の姿、その場にいる全員による掛け合いによって訪れる出来事。
ありのままを残す写真はとても価値があると思いますが、
私たちライフスタジオのカメラマンには、表現する自由が与えられています。
もちろん、お客様が求める写真から逸脱してしまってはいけませんが、
85枚お渡しする写真にはたくさんのバリエーションを盛り込むことができます。
今回の写真は、自分が撮ったことがないような、「新しい写真」。
越谷店では最近、ロールスクリーンを導入しました。
色の付いたもので、スクリーンを下ろすだけで、簡単に背景を変えることができます。
今回撮影しているのは、黄色のロールスクリーン。
黄色は元気なイメージを連想させます。
もちろん、照明を使い明るいイメージでの撮影もできます。
しかし、ただ明るいだけでなく、また違った表現方法ができないか?
そう考え、黄色の「明るい」とは違った一面である「知的」な印象とリンクさせ、シルエットの写真を撮りたいと考えました。
シルエットの写真は、被写体の顔や体の大きさやラインなど、物理的な要素を印象的に写すことができます。
撮影場所はロールスクリーンのある越谷店のホリゾント。
越谷店の中では一番光を遮光できる場所で、暗い環境を作ることが可能です。
シルエットとなる被写体は、背景との明暗差をつけるためロールスクリーンから離れた位置に座ってもらいました。
部屋を暗くし、光はビデオライトでロールスクリーンに当てますが、背景にも明暗差を作ります。
被写体と重なる部分にだけ光を当てているので、シルエットとなる被写体の存在感が増します。
さらに、背景に光を当てるだけでは、シルエット写真としてはありきたりな印象になってしまうと思いました。
「背景に質感を与える。」
ここが今回一番のポイントです。
反射テープを使い、懐中電灯で反射させた光を背景に当てることで、この写真のような質感を与えました。
これにより、印象的且つ被写体のシルエットが引き立つ写真になりました。
85枚ある原本の中で、「こんな写真も撮れるんだ」と思っていただけたら嬉しいです。
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