Photogenic
越谷店
シンプルに活きる
投稿日:2023/2/28
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codi by Takako
photo by Manami
写真を撮る時、年齢などによって撮影の仕方は変わります。
言葉でコミュニケーションが撮るのが難しい事もあるので、おもちゃや、リアクションを取ったりしながら物理的なものを用いる事が多くなります。
年齢をどんどん重ねていくとこちらと会話をしながら撮影を進められるようになります。
変にリアクションを取りすぎてしまうと被写体が引いてしまう事もあったり…(笑)
いろんな試行錯誤をしながら被写体とコミュニケーションを取ってポーズを取ってもらったり、どんな表情が出るかなと考えながら撮影します。
被写体とコミュニケーションが取れる時、どんな写真を撮影できるか考えるとき私が思う事は、いかにシンプルに引き算ができるかです。
子供たちの年齢が小さい場合は光が沢山あって明るい所でないと撮影が難しくなります。
子供は動き、走り回る事が前提だからです。
限られた光の中でここしか写らないから止まって待っていてね!なんて事は不可能です。
その年齢にあった写真があり、それは今しか撮影が出来ない貴重な写真です。
今回の写真では被写体は10歳の女の子。
越谷店にも何度も来てくれていて、年齢ならではの照れはもちろんあるけれど、こちらの撮影に寄り添ってくれる素晴らしいモデルさんでした。
今回の撮影は1日の中の一番最後の撮影で、いつも自然光が入る1階のインテリアは完全に真っ暗。
でも真っ暗だからこそ今しか撮れない瞬間がある場所になっていました。
1階の部屋は外の街頭や車のライトなどが少し見えますが、望遠レンズを使っているので形など分からず、背景の光の効果として利用ができます。
インテリアの中にメイン光はないので、ゴドックスのライトを被写体のサイドから当て陰影が出る様にしました。
背景にはポイントになるテーブルランプを1つ置き、前ボケは入りすぎないように、でも被写体がぼわっと浮かび上がっているような、そんな雰囲気になるようにしました。
背景のインテリアはほぼ見えず、ポイントになるランプ、被写体へのサイド光、少ない前ボケこのシンプルな構成だけど、彼女の雰囲気、インテリアの条件が活きる写真になったかなと思います。
今ある条件を最大限活かし、被写体の魅力をより活かせる写真をこれからも挑戦していきます。
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