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投稿日:2021/10/31

2006 0


coordinator by Naomi
photo by  Manami
 

 

世の中の人々は、人生の中で自分の意志で写真に写る機会というのはどのくらいの回数あるのだろうか。

だいたい赤ちゃんの時~七五三までが多く、

七五三を越えるとぐんと機会は減ってくるのではないでしょうか。

今は10歳のハーフ成人式や、12歳の卒業袴などがあるので写真を撮影する機会が少し増えましたが、12歳の次は成人式となり、成人式が終わると次の大きな行事となると結婚式などになるのかもしれません。

 

けれど、この年齢になって私が感じるのは

写真はどんな形でも良いから残しておきたいと思う事です。

 

それは、私が写真スタジオで働いているからという理由とは関係なく、

写真という形で残っている事は今しかない瞬間がその写真の中に入っているのです。

 

よく新しい事にチャレンジャしたいと思ったら足踏みせずすぐ始めるべきだと背中を押す時、今が一番若いと言いますよね。

 

写真もまさにそう。

どんな瞬間でも、今は1度だけ。

 

しっかり写真スタジオで残すことができなくても、もちろんデジカメでもスマホでも十分だと思います。

写真は残したら自分で消さないかぎり時間を切り取って残す事ができます。

こんな事したな。

あんな事したな。

写真と一緒に思い出が付属されるからいろんな記憶がよみがえってくる時間は自分の人生を振り返るそんな時間になります。

 

そんな大人になってからの人生の大きな機会の中の1つがマタニティという時間だと思います。

みなさんいろんな状況で撮影ができない場合もあります。

可能であれスマホやデジカメで1枚でもぜひ、写真として残して欲しいなと思います。

 

今回撮影させていただいたご夫婦は本当に仲良しで2人が楽しそうに笑い合う姿を見るだけでこちらが元気になるようなそんなご夫婦でした。

お腹の大きな姿は本当に素敵でかっこよく、1人の身体で命を育む女性の強さをとても感じました。

私がマタニティー写真を撮影する時は自分の中で必要なルールがあります。

それは、被写体の奥様を1人の女性として可愛く美しく魅せるという事を考える事です。

 

お母さんになっても、女性は女性です。

あなたがいるからそこに命が生まれたのです。

 

被写体のご夫婦は本当に私のわがままに沢山ご協力くださいました。

私が撮影したかったポイントは2人の時間です。

お腹は大きく強調されていませんが、2人の寄り添う姿がもうすぐ2人から3人になるので最後の2人だけの時間と考えながら撮影しました。

コントラストはあえて少し強めにしました。

光が強かったので、数枚みると少し淡い印象があったので少し色が濃くしっかりと色が乗った方が前後のコントラストが活きると思いました。

少し緑の前ボケを重ねて色味を足す事で画面が鮮やかになり、自然でさわやかな印象になります。

写真の中で仰向けに寝転ぶって非日常のような気もしますが、

でも、2人がごろんと寝転ぶ姿は普段は誰も撮れないだけであって、2人だけの時間の瞬間です。

非日常にみえるような場面に、2人の日常を感じました。

 

大人になったら写真を撮影する機会はぐんっと減ってしまいます。

でもきっかけはどんな事でも写真を撮って残す事で大事な記憶も刻まれます。

私は写真で記憶を記録して大切にしていきたいなと思います。

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美しさを表現し、思い出を記録する、楽しい遊びの空間

人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
家族の絆とかけがえのない愛の形を実感できる場所として、
人を、人生を写しています。

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