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越谷店
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Akane

投稿日:2019/2/27

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彼女の指にキラリと光る証

彼女の中にあるもう1人の大切な存在

彼女が変わらず自分である事

 

 

私は数年前に一度ライフから離れた事があります。

スタジオで働く事はとても楽しく、充実していましたが、このスタジオの中の社会しか知らない自分は何かが足りなくて、何か劣ってしまっているのではないか・・・

そんな感覚を感じてしまっていました。

スタジオから離れて写真とはまったく違う仕事をして、世の中に存在している様々な社会の中にある仕事にはその中で得られるそれぞれの難しさ、楽しさ、苦しさ、喜びがあり、短い時間でしたが、新しい社会の中で今までとは違う経験を沢山感じる事が出来、

それと同時にライフスタジオの中で感じる事出来た経験はもう2度とする事が出来ない事に寂しさを感じました。

私はもう一度あの場所で様々な人に出会い、その瞬間瞬間を写真に残し、一緒に働く人たちと成長していく時間を作りたいと思い、

色々な方々のおかげでまた、ライフという場所に戻り、大内あかねさんと一緒に働ける事になりました。

大内さんとは私が入社して数カ月の時、1カ月だけ同じ現場で働きましたが、その時は私は新人で大内さんと深く話す事はなかったので、同じ場所でしっかり一緒に働くのはほぼはじめてでした。

実は大内さんもライフスタジオを一度離れて、別のスタジオに移っていた事がある所謂出戻り組。(笑)

大内さんと私は、出戻りシスターズ!と謳っていました。(笑)

大内さんはライフスタジオの中で様々な活動をされていました。

ライフスタジオ10周年のイベント「ライフギフト」、新横浜の新人教育、写真、SNS活動…

会社としてだけではなく、あかねさん自身が持っている人に対する考え方、行動はとても素敵でした。

一度離れたからこそ見えるものがある、大内さんとこの話をよくしていました。

内側にずっといた時は見えずらかった部分が一度離れてみた時にはよく見える様になり、他の経験をしたからこそ、大切な事にまた気が付き、このままではいけないと前に進みたいと思う。

だからこそ、自分だちの経験は決して無駄ではなかった。

大内さんは私にとって今の自分がこれから進んでいく為の道しるべのような存在で、彼女のライフスタジオでのあり方は私の憧れであり、目標です。

大内さんの妊娠がわかってからは越谷店でまた一緒に働けるようになり、ついに彼女のマタニティ写真を撮影する事が出来ました。

 

私は大内さんに写真を見ていただていた事もあり、最初は少し緊張した気持ちもありましたが、彼女を見てシャッターを数枚切っていきながら感じました。

 

考える事は大切だけど、ありのままに撮ってみよう。

自分が思う美しさを撮ろう。

 

そこからは肩の荷が少しだけ下り、思うままに撮ろうと思いました。

 

私が思う大内さんという人は

責任感が強く、まじめで、人が好きで、旦那さん想いで、よく笑って、よく食べて、恋愛話が好きで、ちょっとだけ天然で、仕事が好きで、優しくて、感情に素直で…

言葉だけでは言い表せない事が沢山あって、私はそのどれを取っても大内さんが人間味の溢れる人だからこそ、人という部分に深く入る大内さんの写真はどれも生命力があって生きている動いている匂いを感じるのではないかと思います。

 

以前マタニティの写真を書いた時にも書いたのですが、

私はマタニティの写真を撮る時、「私が私である事」

常にこの想いを持っています。

赤ちゃんが出来て、身体には自分と赤ちゃんの命が2人分。

2重の命がある中で心に大きな変化がある事は私の想像では計り知れないかもしれません。

でも「私が私である事」は誰にも変えられない大切な事だと思います。

変化していくのも「私」変わらないのも「私」

この写真では変化を恐れず、今の自分と向き合う彼女の「意志」を想いながら撮影しました。

 

この写真がモノクロである理由。

モノクロの写真にもいくつかの種類があります。

 

少しグレーの色味が多いモノクロ、陰影差のあまり無いマットなモノクロ、陰影差のある濃いモノクロなど・・・

 

私は今回、ホリゾントというインテリアの無い部屋でライトボックスだけで背景と被写体の光の差を出す方法を選択しました。

白と黒の差がくっきり出てメリハリを出し、被写体の身体のラインや服、光の当たる場所とそうでない場所がわかりやすくなるように陰影の差が出るようコントラスト上げました。

 

モノクロで陰影の差をなぜ選択したか。

モノクロの色の情報がない事で彼女の存在、視線、仕草に集中できるようにしたいと思ったからでした。

 

大内さんはいつも明るくて、よく笑って、黄色いオーラが流れるような人だけど、その内側にはしっかりとして「意志」も持ち合わせていて、それを貫く姿は1人の女性としてとても輝いて見えました。

明るく楽しくて可愛い大内さん。

でも私にはこの写真のようにじっとこちらを見据え、強く自分を訴えるような彼女の姿もまた「大内あかね」さんの一部分でした。

 

彼女の指にキラリと光る近いの証

彼女の中にあるもう1人の大切な存在

彼女が変わらず自分である事

 

この土地を離れ、新しい場所で新しい時間を作っていく彼女。

でも永遠に離れ離れになる訳ではなく、べつ別に一緒にいる。

 

私は大内さんのような人になれないかもしれない。

でも、憧れを持って私も自分の存在をもっと大切に肯定できるように

これからしっかり歩んで行こうと思う。

 

これから遊びに行ける土地が増えるのがとても嬉しい!

母子共に健康でいられる事を心から祈ります。

 

 

photo by Manami

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人生の写真館ライフスタジオという名前に込めた想い。
それは、出会う全ての人が生きている証を確認できる場所になること。
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