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光と被写体の一致

投稿日:2018/10/31

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この写真は真っ白なホリゾントという部屋で撮影されています。

七五三ではまずこのホリゾントで写真を撮ることがほとんどです。ホリゾントで撮る多くの写真はこの白い背景を生かし、部屋内に光がある程度回った状態(白い背景のまま)で撮影します。

しかし、普段とは違う着物を着ている撮影は別です。着物を着ると女の子は何だかいつもより美しいお姉さんに、(3歳はまだ可愛らしさが残りますが)男の子は凛々しいお兄さんのように感じますよね。

そんないつもと違う姿を光の色、量、当て方によってより引き立たせることができます。

こちらの写真は光をこちらから見て左側にだけ当てています。
ほとんどの照明を消しているので写真の印象としては暗いですが、子どもの顔や着物に陰影が浮き出てただ暗いだけではもちろんなく、凛とした印象を与えます。

そしてこの凛とした雰囲気の写真を残すには子どもの表情も重要です。

この写真の男の子は五歳ですが、最初は比較的落ち着いた印象でした。しかしながら、撮影を進めていくうちに、こちらの質問に敢えてはずした答えを言ってこちらの反応を楽しんでよく笑ういたずらっ子な一面が出てきました。

笑うとまだあどけない可愛らしい表情になりますがこの場面で欲しいのはこの光に合った凛とした表情。

「傘を自分で開いてみよう」とこちらから声をかけ、あえて最初は開きかたを教えずにいました。

すると子どもはどうやって開くのだろうと考えて、傘に集中します。集中しているときに笑顔な人はあまりいませんよね。
傘の開き方からまだ五歳という子どもらしさを残しつつ、写真の雰囲気にぴったりな真剣な表情になりました。

そんな、光が与えている印象と子どもの表情が上手くマッチしているからこそこの写真は全体的にまとまりがある、いつもと違う凛々しい被写体演出することができたのだと感じました。

その光で演出された空間を意識して子どもの表情を引き出せるようアシスタントをしていきたいですね。

 

 

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