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国分寺店
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仕事帰りにふと思い出しました。

投稿日:2020/9/25

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10年前わたしは人生で初めて子供乗せ自転車を買いました。

 

今まで乗っていた自転車とは比べものにならないほど戦車みたいに重くて

 

身長が小柄な私は当時あまりなかった小径タイヤの自転車が欲しくてこだわって買いました。

 

 

 

初めて長女を乗せたのは生後10カ月の頃

 

1人目って慎重になるじゃないですか

 

だから長女を乗せる時は、説明書どおり10カ月くらいでちゃんとおすわりも長くしていられる頃に乗せました。

 

乗り心地が良かったのか、長女はすぐに自転車の事が大好きになってくれていました。

 

 

公園に行って、まだ帰りたくない!と体を反らしてよく泣いてたので、それを無理やり曲げながら乗せるのが大変で...。

 

目の前の締め忘れた玄関の戸締りしてる時に、長女を乗せていた自転車がそのまま風で倒れちゃってとても慌てたのも覚えてます。

 

大泣きしたけど、ハイハイン(赤ちゃんせんべい)をあげるとうるうるしたまま鼻水たらして大人しく食べてました。

 

 

 

2人目が産まれました。

 

 

長男は割と早い時期に自転車デビューしました。(2人目あるある)

 

長男も自転車が好きで大人しく乗ってくれてました。

 

お姉ちゃんのために、後ろに乗せるリアシートを買い、

私の戦車のような自転車はますます重みを増しました。

ふたりが保育園に行き始めるようになり、

 

はじめは保育園が別々で場所も遠くて

 

それでもまだ車が無かったあの頃は必死で送り迎えしました。冷たい雨の日も風が強くて前に進めない日も夏の暑い日も冬の寒さで顔が痛い日も。

 

 

そんな日常が当時は当たり前でした。

 

 

前では息子が車を見つけてなんか喋ってて、

後ろではお姉ちゃんが保育園で何をしたのかをたくさん話してくれていて

 

 

こんな日常も当時は当たり前でした。

 

 

 

しかし時は過ぎ。

 

 

お姉ちゃんが小学校に入り、後ろに乗せることがなくなりました。

 

 

その日から後ろには息子が乗るようになりました。

 

 

前がポッカリ空いただけで、こんなにも違うのかと色んな意味で感じました。

 

 

車も買ったので、雨の日は車を使うようになり、そんな日は雨ざらし。

 

 

錆びていくスピードが早まります。

 

 

 

そして気が付けば2人とも小学生。

 

 

もうこの戦車に乗り続ける理由も無くなりました。

 

 

 

ふたりが座っていた前の席のシートは破れて色も日焼けして、中のクッションが見えてました。

 

尖っていたところもあって、危ないのでついに私はこの戦車を手放すことにしました。

 

 

粗大ゴミの日、そのままの状態で捨てようとしていた朝。

 

粗大ゴミのシールを貼りに自転車の前に立ちます。

 

 

.....。

 

 

いろいろあったなぁ...。

 

いろんな所へ行ったなぁ...。

 

 

急にあの当たり前だった日常を思い出して、

寂しくなった私。

 

 

その日は仕事もあり、ゆっくり写真に残す暇もなく、夕方帰ってきたらなにも無くなっていました。

 

 

 

それだけが、今じゃ心残りです。

 

 

 

 

 

今日車で家に帰ってる間、子供乗せ自転車でカッパを着て家路を急ぐママ達を何人も見かけて、そんなことを思い出しました。

 

いつまでもその時間は続かないし、

当たり前だと思ってた何気ない子供との自転車生活も気が付けば終わってしまいます。

 

 

世の中のお母さんお父さん、1日1日のお子様との時間を、みなさんも大切にしてください。

 

私はちょっと粗末にしちゃってたと思うので反省です(笑)

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