Staff BlogKokubunji

ジョン
国分寺店

joung

2000年11月日本に来日。
2007年にライフスタジオの代表、李社長と出会い写真業界に入る。
2009年に現在の会社を設立。
lifestudio kokubunji 店open, 
写真日和原宿スタジオ、
Beyondbiyoriレンタルスタジオ運営

*座右の銘は「正射必中 」
 人間の条件として、「labor労働、Work仕事、action活動」が必要だと思っている。
*趣味はボクシング

生涯学習という概念をライフスタジオで再認識し、44歳で大学院入学
「早稲田大学院政治学研究科ジャーナリズム専攻 2020年3月卒業。
現在はフリージャーナリストとしても活動中。

ブックカバーチャレンジ

2020/5/26

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長い自粛期間中、

皆面白い事を考えて色んなチャレンジを指名された。

そのひとつが読書チャレンジ。

途中でやめたけど、自分が言いたい事を本を紹介しながらやってみた。

 

No.1
「どのように生きるか? (ユシミン:著)

 

韓国では緊急事態解除直後にナイトクラブ関連で累積170人が感染したけど、今日で2名まで抑えたので検疫に成功したと思われる。

しかし、ナイトクラブ関連で6万人に近いPCR検査を行ったと発表されている。
ひとりの感染で5万人以上を検査する。
この社会的なコストは酷いものである。
この韓国の事例は、緊急事態解除後の日本でもあり得るでき事である。

スタジオも来月からは通常とおり営業を開始するし、撮影予約も通常のように回復している。
ただ、いつ感染第2波が発生して営業中止をするか分からないし、世界中が景気が悪くなる事は素人でも予測できる。

ある特定の分野や企業が儲かる事はあるかも知れないけど、社会情勢と密接に関係して生きている我々はその影響を受けながら生きるしかない。
新型コロナ収縮後の社会について様々な専門家達が予測しているけど、ひとりひとり自分で考えてみる事も必要だと思う。

こういう不安な時期に読むべき本かなと思って再度読んでみた。残念ながら日本語版はない。
何年前に著者に直接メールをして日本語版を私が翻訳して日本で出版したいと提案をした事があった。
今思うと本当に失礼で無茶な事をしたなと思う。
翻訳は専門家の仕事だと思うし、本の出版も簡単な事ではない。それより会った事もない私を信用する訳がない。
 韓国を代表する知識人で彼の発言は未だに政治的に影響力があるし、いつも次期大統領候補にその名前があがる著者からメールで返信が来ただけでも光栄な事だった。
嬉しくて韓国の友人らに自慢をしたのを覚えている。日本語版も準備しているとの丁寧な断りの内容だったが、未だに日本語版は出版されてない。

他に彼の日本語版は、「ボクの韓国現代史(三一書房)」がある。韓国現代史や今の韓国政治を理解したい方にはおすすめの本です。

少し本の内容を部分的に抜粋すると、


『人生の意味を見つけることは、人生の品格と成否を決める大事な事である。
人生の意味は、社会や国家が見つけてくれない。
自分自身が見つけるものである。
傷つかない人生はない。傷つかずに生きるのが幸せでもない。誰もが傷を負いながら生きていく。傷を自分で治癒することができる精神的、情緒的な能力を養うことが必要である。

「なぜ自殺しないのか? 」アルベール・カミュの質問に私はこう答える。

胸がときめいて眠れない夜がある。
達成すれば喜んで両拳をぎゅっと握って跳ぶような仕事がある。
誰かが会いたくて恋しくなる時間がある。
ときめきと恍惚、懐かしさ、愛の感じ ….
このような事が生きていることの喜びをつくる。

もっと楽しく働き、より懸命に遊び、より多くより深く愛したい。
多くの人々と手を取り合って、より美しいものを沢山作りたい。』



*彼の生き様を少し知っているので当たり前に思える文でもとても説得力がある。

 

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No.2

これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル著者

 


NY市、新型コロナで亡くなる寸前の危篤な状態の母親に子供達が病院で用意された無線機で最後の挨拶をしているNewsを見た。
その時 世の中は狂っていると思った。
もし自分ならどうするのか?
私だったら、直接母との最後の挨拶をすると思う。感染をしても
もしそれが法律に違反すると言われても絶対にそうする。
しかし、世の中では賛否世論が起きるだろう。
そう簡単な選択ではないはずだ。

そのNewsを見ながら ハーバード大学マイケル・サンデル教授が『これからの「正義」の話をしよう』という本を増刷する時にはこういう新型コロナでの世の中のでき事を追加すれば良いなと勝手に想像してみた。

志村けんさんや岡江久美子さんが新型コロナで亡くなり、灰になった姿で家族と会える映像を見て
違和感を超えて怒りを感じる方も多いと思う。

話は少し変わるけど、弊社でも先日緊急事態宣言延長を受けて予定通り営業を開始するのか、営業中止を延期するのか?について議論を行った。

「君たちはどう思っているの?」という私の問いに
あるメンバーが「本当に何か正解なのか分かりません」と答えた。

「そもそも正解なんでないよ!」と私が返事をした。

毎日何かを選択をしながら生きている我々は、
自分の価値観の基準によって選択をし、その結果を真摯に受け止めながら生きるしかない。

実はそれは正解なのか、正解ではないのかの基準で選ぶのではない。

マイケル・サンデルのこの有名な本の内容もそういう話が主になっている。

正義とは何なのか?

何が正しいのか?

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No.3

「バートランド ラッセル (著)  哲学入門

 

本棚から同じタイトルの本か3冊出てきた。

2冊は「バートランド ラッセル (著) 高村 夏輝 (翻訳)」の本で、一冊は三木 清 (著)のものだ。

かなり汚れて破いているのは2冊は私の物で、綺麗な本はおそらく私の哲学サークルの誰かのものかもしれない。

これを選んだ理由は、私が所属している「ライフスタジオ」について考える時間になるからだ。

今現在営業中止をしながら今後の運営や新型コロナの影響、また何が大事で何を変化するべきか 考える時間が増えた。

ライフスタジオは

「写真文化を変える」という大きな企業理念を掲げて、実際に何を変化させたのか?

*写真データー販売、

*貸し切り一軒家での自然なスタイルの写真 

*おっしゃれなインテリア空間。

今言われているハウススタジオへの代表的な存在であったと言っても過言ではないと思う。

しかし、それは過去の話で次の戦略を立て成果を示さないと行けない。

少し停滞している期間が長い。

そろそろ表に出る時期になったのでは!

今後の写真市場はどういう変化が起きて誰が主導的な立場でそれを変えていくのか

色々情報は入ってくるけど、正直分からない。

当時、1年先まで撮影予約が埋まっていた時期にライフスタジオが加盟店全国化ではなく、実は、「幸せな働き方、主体的な生き方」等 構成員の教育に集中した内部文化に一番のエネルギーを注いでいた。

李社長と私ともう一人マネジャー

3人で最初この教育プログラムを担当した。

私が担当したのは哲学サークルで、最初に選んだ本がこの「バートランド ラッセルの哲学入門」だった。

私は哲学についてもこういう文献を読んで討論をするのも得意ではなかった。

 指導する立場になって仕方なく自分なりに独学で勉強して足りない事はメンバー達と一緒に討論をしていた。

 問題は、本の内容を自分の仕事や人生に置き換えて考えて答えを出す作業は時間の経過と共に単純な答えを求めるようになった。また、ひとの幸せの基準も生き方もそれぞれの価値観があるので抽象的な教育の成果も評価も難しかった。途中で失望したり、やめていたメンバー達もいた。

今考えてみると、正直一番学んだのは私自身かも知れない。

しかし、こういう教育プログラムの影響で「学ぶ事」「自主性」「討論文化」等は

今でもライフスタジオの中で根強く残っていると思うし、それがこの組織の強みであると思っている。

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「理性的な人なら誰にも疑えない、それほど確実な知識などあるのだろうか。」

この本の最初の文書である。

 新型コロナで不確実な今後について不安な気持ちになるけど、そもそも我々が信じている知識は確実なものなのか?

少し古い本だけど、考えてみる価値はあると思う。

 

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