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国分寺店
ちょっと前までやっていた僕の個展のお話
投稿日:2024/8/5
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皆さんこんにちわ。
国分寺店の山口です。
お久しぶりでございます!
夏が本気出してきて外に出たくない日が続いておりますね。
皆様は夏の暑い時に外に出たくない気持ちと冬の朝布団から出たくない気持ちではどちらの方がつらいですか??(笑)
僕は断然夏の暑い日の外出が嫌です。
まあ、そんな話はさておき今回はマッサン歩ではなく先日まで開催していた僕の個展についてお話します。
僕が休みの日にカメラを持って色んな場所に行って写真を撮っていることはご存知かと思いますが、今回その写真が評価されて個展を開催できました。
国分寺店から徒歩10分くらいのところにあるアートギャラリーカフェで行いました。
そこのオーナーさんが元々ディレクターでもあり広告系のカメラマンさんだった方で、
そんな写真にとても詳しい方に君の写真面白いから写真展やってよと、大変ありがたいオファー頂いて開催できました。
今回の展示はすべてフィルムカメラで撮影した写真のみを展示しました。
ここ1年位割と熱心に撮り続けていたのでストックが1800枚程あってその中から15枚前後にセレクトするのが中々大変でしたが、選び抜いた写真を額装して飾られている様はとても感慨深いものでした。
1年撮り続けていると言っても展示した作品の大半は今年になって撮ったものです。
それは何故かというと、ここ数カ月で僕の写真感が少し変わりました。
70年代、80年代から活躍されているアメリカ人作家のジョエル・スタンフェルドさん、ウィリアム・エグルストンさん、スティーブン・ショアさんの写真集に出会ってから、その時代の写真に惚れ込んでその時代に撮った写真集ばかりを買うようになり、次第に僕の感性はその方々に影響されるようになりました。
その結果、いろんな方に良い写真だねと評価していただけるようになり、今回の個展に繋がりました。
今回の展示のタイトルはLatitude(ラチチュード)です。
意味は写真用語で銀塩フィルムが光を捉えることができる、明るいところから、暗い所まで再現可能な範囲の事を言います。この範囲をオーバーすると白飛びや、黒つぶれします。デジタルカメラではダイナミックレンジとも言います。
フィルムカメラで撮っているからこそのタイトルにしたいと思いこのタイトルにしました。
今回展示した作品はたまたま訪れた場所で、たまたま見つけた光景を撮ったものです。
(意識的に撮りに行くのではなく、無意識だからこそ見つけられる光景があると思っています。)
その中でも、僕が昔から好きなカルチャーや最近好きな人工物と天然物の混合、ふとした時に心が動いた光景をテーマにして展示しました。
色んな方に見ていただき、それぞれの感想を聞けてとても有意義な時間でした。
スマートフォンやパソコンのデジタル媒体で見るのも良いですが、やはり写真は紙媒体で見た方が色んな発見がありますし、何よりじっくり見れるので記憶にもしっかり残るなと思いました。
沢山の方がお越しいただいた今回の展示ですが、その中でもスペシャルゲストは名古屋西店のおはぎさんでした。
たまたま東京に来ていたこともありお越しくださいました。
お会いするのは初めてでしたが、SNSなど繋がりがあるので初めましての感じはありませんでした(笑)
写真について沢山お話し出来て、それも楽しい時間でした。
今度は僕が名古屋に行きますので、ゆっくりまたお話しましょう!
今回展示をして思ったことは、僕の写真を見た人が自分の過去を思い出して楽しそうに思い出話をしてくれたりして、誰かに楽しかったと思える時間が作る事ができたこと、この展示をきっかけに数年ぶりに会う友人と再会できたことで改めて人とのつながりを感じられたことがとても嬉しかったです。
本来、作品は誰かの為に撮るのではなくあくまでも自分本意に自分の為に撮って、それを展示と言う舞台で作品をアウトプットするのかもしれませんが、僕にとっては今回の展示はそれ以上の役割があったと思います。
それらを経験できたことは僕にとってまた一つ財産が増えました。
また写真展が出来るように全力で写真を楽しんでいきたいと思います。
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