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Title.9 A magic of gestures
投稿日:2018/4/14
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先月までポージングに意味を持たせるというテーマを持って取り組んでいました。
そこで感じた内容を一つ紹介させていただければと思います。
仕草というのは、自然と相手から出てくるものでもあります。
ですが、撮影で見つめ合う中ではそれが自然と行えないことがほとんどでしょう。
硬くなりすぎると、ぎこちない姿勢になったり、無理をしてしまう傾向にあります。
私たちがそんな子どもたちを前にして、何をしようとしているのでしょうか?
もちろん求められているものは素敵なポーズを決めて、完璧な笑顔が残されていることかもしれません。
でも、本当の意味でやりたいのは違うのだと自分自身感じています。
そんなことを感じさせてくれたのは、ちょっと面白い女の子。
でも自分をしっかり持っている女の子。
こちらの指示もさりげなく聞いてくれ、それでかつ自由。
やっぱり楽しくないとね。そんな声が彼女の姿から溢れ出ていた。
そんな彼女でも無理をしてくれていると感じる瞬間があった。
彼女が息を抜いて楽しめるような空間へと、
彼女がお姫様になれるそんな魔法の言葉をかけるのだ。
(それがどんなに難しく、自分自身における挑戦だとしても)
好きな子の名前を当てるゲームが一番彼女がワクワクしてくれた話題だった。
彼女と心と触れ合えるとき、心が見えるとき。
お互いの思いが一つになろうとするとき、
ポージングに意味を持たせることができると感じた。
ライフスタジオらしいポージングとは、
ポージングが先に出るような違和感をなくすために、相手を知ることが必要で。
そのためには、その子らしい仕草を美しく収めるために様々な条件を整え、
相手の思い、心と通じ合うためのプロセスを自分の中で持つことが大切なのだと感じました。
撮影の最後、
シンデレラになりきった彼女はイチゴの籠を持ってテラスへ向かっていったのです。
今まで以上にいきいきしながら遊ぶ彼女を姿を見ながら、
更に気づかされたのでした。
彼女が本当にやりたかったこと。
それは自由に生きること。
彼女の表情がそれを語っていたのです。
自然と溢れ出る美しい仕草、その一つ一つをこぼさないようにシャッターをきるなか、
ポージングという一つの自分自身の課題に一筋の光がさしたような気持ちになりました。
その高揚感、
私が気づけていないことはまだまだたくさんあるのだという感動でした。
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